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持っているだけで楽しい! “ゲームボーイオマージュ”のAndroidデバイス「AYANEO Pocket DMG」の実力を試す

ITmedia PC USER / 2025年1月29日 12時20分

 以下は、ゲームボーイカラーと並べてみた正面以外の写真である。特に感心したのは、側面上部のギザギザデザインをスピーカー穴で表現しているところだ。背面のスロットの出っ張りをR1/R2、L1/L2ボタンに置き換えているところも「デザインへのリスペクト度が高い」と感じた。

●ゲームは快適に遊べる? 動作パフォーマンスをチェック

 見た目は良くても中身はどうか、というところが気になるだろう。そこで、ベンチマークテストや実際のゲームプレイで性能や使い勝手がどうなのかを見ていきたい。

 なお、パフォーマンスとファンの回転速度はともにMaxに設定した。

 まずはおなじみ「AnTuTu Benchmark 3D」でベンチマークテストを行ったところ、総合では153万4498であった。CPUは37万1263、GPUは56万8281、MEMは32万352、UXは2万7462というスコアであった。

 「Geekbench 6」では、4回測定した平均値で、CPUシングルコアが2144、CPUマルチコアが5588.3、GPUで1万2247であった。これは、シングルコアでSamsung Galaxy S24 Plusの2091より、マルチコアでSamsung Galaxy S23 Plusの5064より、GPUではSamsung Galaxy Z Fold4の5573より高いスコアだ。

 「3DMark」の「Wild Life Extreme」でも計測した。これは、2020年に発表された「Wild Life」の3倍の負荷をかけたベンチマークテストで、5回計測した平均値は総合スコアで3388.8、平均フレームレートは20.41FPSであった。

 次に、ゲームの快適性も検証したい。

 最初にプレイしたのはmiHoYoの「ゼンレスゾーンゼロ」だ。同作品は、コントローラーによるプレイにネイティブで対応している。ゲーム起動後の設定で「UIレイアウト」をコントローラーに変更するだけで快適に遊べる。

 他の多くのスマートフォンとはアスペクト比が異なるものの、縦長に表示されるということはない。また、419ppiと比較的高い画素密度のおかげで、画質も良好だ

 ただし、ゼンレスゾーンゼロではフレーバーテキストが多く、近くを見づらい年頃の筆者では、文字を読むのが厳しいと感じた。

 「Stardew Valley」のようなドット絵を駆使したゲームなどは相性が良い。表示されるテキストが少ないうえ、比較的大きめだからだ。

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