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「GeForce RTX 5080」への乗り換えはアリ? 「GeForce RTX 3080 Ti」搭載PCで試した結果

ITmedia PC USER / 2025年1月29日 23時5分

 5080は、グラフィックスメモリがGDDR7規格であり、PCとの接続にPCI Express 5.0バスを利用する。メモリやバスの高速化が積み重なった結果、従来モデルよりも高速な動画書き出しを実現できている。

 動画の書き出しは、長尺になるほどわずかの差が大きな差となる。一層の時短を狙うなら、5080の導入は効果が高そうだ。

●物体検知/生成AIのパフォーマンスは?

 最近、NPUを搭載する「AI PC」が評判だが、AI(人工知能)の演算処理にGPUを用いるアプリ(プログラム)も多い。そこで動画の書き出しテストでも登場したULのProcyonを使って、GPU演算を利用するAIのパフォーマンステストを実施してみた。

AI Computer Vision Benchmark

 「AI Computer Vision Benchmark」は、機械学習データを使って物体を検知する「コンピュータビジョン」の処理パフォーマンスを確認するテストだ。複数のAPI(命令セット)で同種のテストを実行可能で、命令セットによってはCPU/NPU/GPUのパフォーマンス差もチェックできる。

 NVIDIA製GPUを搭載しているWindows PCの場合、本来はGPU演算のAPIとして「Windows ML(Direct ML)」か「NVIDIA TensorRT」を選択できる。しかし、現在のAI Computer Vision BechmarkはGeForce RTX 50シリーズにおけるTensorRT APIに対応していない(対応に向けた修正を準備している)。そこで今回は、Windows ML APIを使った場合の演算パフォーマンスを比較する。総合スコアは以下の通りだ。

・GeForce RTX 5080

・INT(整数演算):634ポイント

・Float16(半精度浮動小数点数演算):2164ポイント

・Float32(単精度浮動小数点数演算):1267ポイント

GeForce RTX 4080

・INT(整数演算):539ポイント

・Float16(半精度浮動小数点数演算):1786ポイント

・Float32(単精度浮動小数点数演算):1116ポイント

GeForce RTX 3080 Ti

・INT(整数演算):415ポイント

・Float16(半精度浮動小数点数演算):1501ポイント

・Float32(単精度浮動小数点数演算):912ポイント

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