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朝ドラ「おむすび」12月4日第48回あらすじ 避難所に来た永吉(松平健)が食材集めに奔走、聖人(北村有起哉)は当時思い出し苦い顔

iza(イザ!) / 2024年12月3日 8時15分

米田永吉(松平健)、結(磯村アメリ)、聖人(北村有起哉)(C)NHK

NHK連続テレビ小説「おむすび」(総合など)第10週「人それぞれでよか」(第46~50回)の第48回が4日、放送される。

平成元年生まれのヒロイン米田結(橋本環奈)が栄養士として人の心と未来を結んでいく青春グラフィティー。どんなときも自分らしさを大切にする「ギャル魂」を抱き、激動の平成と令和をパワフルに突き進む姿を描く。主題歌「イルミネーション」をB’z、語りをリリー・フランキーが担当する。

「おむすび」第10週「人それぞれでよか」振り返り(ネタバレ)

2007年7月、結の父、聖人(北村有起哉)が営む「ヘアサロンヨネダ」がある神戸・さくら通り商店街で、夏休み恒例の子供向け防災訓練が行われることになった。栄養士を目指して専門学校に通う結は、市役所の若林建夫(新納慎也)から頼まれて炊き出し隊長として協力することに。過去3年の訓練でマンネリ化した献立が不評だったことを懸念した若林は、何か趣向を凝らそうと提案した。

結が担任の桜庭真知子(相武紗季)に相談すると、栄養士の基本になる「大量調理」を学ぶ機会として、授業で炊き出しの献立を考えることになった。結の班で意見を募ると、結以外の班員は、震災当時、遠方か被害の少ない地域にいたため炊き出しの経験がなかった。自宅が全壊するほどの被害を受けた結も当時6歳と幼かったことからほとんど記憶がなく、炊き出しで何を食べたのかを覚えていなかった。

そこで実際に避難所生活を経験した商店街の人たちから話を聞くと、地震発生から3、4日目くらいから食料が届き始めたものの、パンや米ばかりで食物繊維が足りなかったため、高齢者や子供、女性のなかに便秘で苦しめられた人がいたことがわかった。パン屋の娘、佐久間菜摘(田畑志真)もその1人で、当時、便秘で苦しみ、避難所を騒がせたことがあった。そんな菜摘を救ったのが、地震で一人娘を亡くし、心を閉ざしていた靴屋の渡辺孝雄(緒形直人)だった。避難所の窮状を知った孝雄は、自宅に買い置きしてあった大量のわかめや豆、しいたけなどを避難所に持参。菜摘の母、美佐江(キムラ緑子)に泣きながら感謝されたが、すぐに家に戻ろうとした。若林はまだ余震もあるから危険だと引き留めたが、孝雄は「真紀はもうおらん。いつ死んでもええ」。若林も聖人も返す言葉が見つからなかった。

95年、避難所生活が5日目に入り、ようやく炊き出しができるようになった。あたたかい食べ物に避難所で歓声があがり、大勢の被災者がわかめごはんのおにぎりと大豆と野菜のスープをほおばった。久しぶりに家族たちが笑顔になり、幼い結もうれしかった。

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