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朝ドラ「虎に翼」山田よね役・土居志央梨ロングインタビュー〈前篇〉「弁護士バッジをつけた時、よねと気持ちがリンクした」

iza(イザ!) / 2024年8月23日 12時0分

――どんな感じのカツラでしたか?

「写真でお見せしたいぐらいで、全部下した前髪を無理やりセットしてる風にあげて、ピンで止めたんですが、それがコントみたいになっちゃってて(笑)、ちょっと不安になりましたね」

――ふだんのかわいらしい感じと違って、低い声で演じられているのが印象的ですが、声のトーンや演じ方でどんなことに気をつけましたか?

「意志の宿った声というか、力強い声がよねに似合うと思っていたので、家で1人で喋ったりしながら探ったり、よねはずっとスーツを着て生活している人なので、スーツのポケットに手を入れたりするのも、とってつけたようにならず、慣れた仕草に見えるようにということは意識しました」

――よねの低い声を出す時の切り替えは難しいものですか?

「新潟編の撮影中、(自身の出番の)撮影が空いた期間があって、久しぶりの撮影となった時はチューニングがよくわからなくなって、低すぎて悪魔みたいな声になっちゃったりしました。そういう時は、監督たちに意見を聞いたり沙莉ちゃんたちに『今の大丈夫だったかな?』とか相談しながらやっています」

――普段の生活のなかで、役の立ち居振る舞いが出たりすることも?

「よねを演じている期間は、たぶん私服でもスカートを1回も履いてないんじゃないかな。この現場に来る時はあまりそういう(スカートを履きたい)気持ちにならなくて。(役が)染みついちゃってるんだろうと思います」

寅子へのきつい言葉は「愛情表現」

――よねが寅子にダメ出しする場面が多いですが、脚本を担当されている吉田恵里香さんの気持ちをよねが代弁しているように感じられました。よねに託した吉田さんの思いを、どういうところに強く感じましたか?

「よねがトラちゃんや周りの女子部のみんなと明らかに違うのは、恵まれない生い立ち、持たざるものであるというところで、そういう役割をよねは担っていると思っていて、持たざるものの逆襲というか、懸命に時代を這い上がっていく様子っていうのをよねは常に持っています。トラちゃんに対してきついことをたくさん言いますが、私はよねの愛情表現だと思って演じています。学生時代からよねがずっと『うっとうしい』言っていて、構わずにトラちゃんが『よねさん、よねさん』って来る様子が2人の仲良しの証拠だと思っていて、戦後、再会してからも基本的なところは変わっていないと感じています」

――「うるさい、黙れ!」というセリフが繰り返し出てきます。その時その時で言葉の裏にある気持ちは少しずつ違うと思うのですが、同じセリフでどんな風に演じ分けていましたか?

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