朝ドラ「おむすび」1月15日第73回【あらすじ】東日本大震災発生…映像に呼吸乱す歩（仲里依紗）、結（橋本環奈）は自分にできることを相談

米田結（橋本環奈）（C）NHK

NHK連続テレビ小説「おむすび」（総合など）第15週「これがうちの生きる道」（第71～75回）の第73回が15日、放送される。

平成元年生まれのヒロイン米田結（橋本環奈）が、栄養士として人の心と未来を結んでいく青春グラフィティー。どんなときも自分らしさを大切にする「ギャル魂」を抱き、激動の平成と令和をパワフルに突き進む姿を描く。主題歌「イルミネーション」をB’z、語りをリリー・フランキーが担当する。

「おむすび」第15週「これがうちの生きる道」振り返り（ネタバレ）

2010（平成22）年春、結と翔也（佐野勇斗）は大阪のアパートで新婚生活を始め、家事を分担しながら共働きし、公私ともに充実した日々を送っていた。

ところがある日、結は体調が崩して、食欲も減退。周囲に心配をかけぬよう隠しながら働き続けるなか、翔也が結の発熱に気づき、病院へ連れて行った。腎盂腎炎が発熱の原因だったが、妊娠していることも判明。重症妊娠悪阻で脱水症状となっていたため、そのまま入院して点滴を受けた。

病院のベッドで目を覚ました結は、そばで看病してくれた母、愛子（麻生久美子）に、栄養士であるにもかかわらず、自分の体のことに全然気づけなかったばかりか、おなかに赤ちゃんがいるのにごはんも食べずにずっと我慢してしまったと後悔の言葉をこぼした。愛子や翔也たち家族は、今は何も考えずに体を休めろといたわった。

後日、熱は下がったもののまだ注意が必要とのことで1週間程度入院を続けることになり、その間の食事を管理栄養士の西条小百合（藤原紀香）が担当することになった。きさくな人柄の西条に、結は栄養士としての知見を発揮し、点滴だけでなく食事もとったほうがいいのではと食べるべき食材を挙げた。西条は、いまは腎機能が低下して体の中の電解質のバランスが崩れているので、点滴で正常な状態に戻すのが先決と指摘。まずは絶食をしようと言い出した。

結は心配になりながらも助言に従ってみたが、その後、熱が下がり、吐き気も軽減されるなど、食べる理由が整った。西条にその理由を説明してもらった結は、彼女の人柄も含めて感心。その後、病院食の話になり、西条は結に好きなもの、食べたいものを聞いた。頭に浮かんだ食べたいものを聞かれた結は「ソーダ味のアイスキャンディー」と回答。すると西条は、凍ったブドウを出してくれた。結はそのおいしさに感動した。

西条は、結との何気ない会話をヒントに、数日後、サワラの煮つけを病院食として提供。それは福岡・糸島の名産を参考にした献立だった。優しい味に元気づけられた結は、やれる範囲で最善を尽くす、患者の命を支えるのが管理栄養士の仕事と話し、患者に注意したりせず、ストレスをかけずに寄り添う西条の仕事ぶりに感動。見舞いに来た翔也に、子宮のエコー写真を見せながら、自分が母親になるとは信じらないと述べ、「赤ちゃんの心臓がちゃんと動いているのがわかる。ここに命が宿っとう」とつぶやいた。「結、俺頑張っから。何があっても守っから」と言う翔也。結は「違う。2人で一緒に守るんや」と笑顔で返した。

平成23年3月、結は第一子となる女児を出産。花が咲いたように明るくなるようにとの願いを込めて「花」と名付けた。商店街の人に囲まれ、和やかなひと時を過ごしているとき、微かな揺れを感じた佐久間美佐江（キムラ緑子）がテレビのニュースをつけると、東北地方で大きな地震が発生したことが報じられていた。

「おむすび」第73回あらすじ

東日本大震災が発生したことを知る結たち。姉の歩（仲里依紗）は被災の映像を見て呼吸が荒くなり、そばにいた友人の「チャンミカ」こと相原三花（松井玲奈）が肩を抱いて寄り添う。ちょうど実家にいた結は両親とともに歩を心配。晩になってなんとか帰宅してきた歩に、結は自分に何かできることがないか相談する。