朝ドラ「おむすび」10月4日第5回あらすじ 風見（松本怜生）と2人で展覧会へ…ときめく結（橋本環奈）がスズリン（岡本夏美）の異変に気づく

風見亮介（松本怜生）、米田結（橋本環奈）（C）NHK

NHK連続テレビ小説「おむすび」（総合など）第1週「おむすびとギャル」（第1～5回）の第5回が4日、放送される。

通算111作目となる朝ドラで、平成元年生まれの主人公、米田結（橋本環奈）が、栄養士として人の心と未来を結んでいく青春グラフィティー。どんなときも自分らしさを大切にする「ギャル魂」を抱き、激動の平成と令和をパワフルに突き進む姿を描く。主題歌「イルミネーション」をB’zが、語りをリリー・フランキーが担当する。

「おむすび」第1週「おむすびとギャル」振り返り

平成16（2004）年4月、福岡・糸島の糸島東高に入学した結は高校生活の初日、糸島に引っ越してきたばかりだという宮崎恵美（中村守里）と友達になった。同じクラスに、幼なじみの古賀陽太（菅生新樹）もいるなか、最初のホームルームでは、結の姉、歩（仲里依紗）のことが話題になった。放課後、姉のことを思い出して少し落ち込んだ結は、海に帽子を落とした幼い兄弟を手助けするなかで、高校球児の四ツ木翔也（佐野勇斗）と出会う。栃木弁なまりの翔也らと別れて家路につこうとしたとき、結の前に4人のギャルが立ち塞がり、そのなかの真島瑠梨（みりちゃむ）が「妹ちゃんさあ、ハギャレンの総代表になってくんない？」と声をかけてきた。ハギャレンとは、ギャルサークル「博多ギャル連合」のこと。瑠梨はその総代表を務めており、全盛期に100人以上が在籍したハギャレンで、メンバーの減少に歯止めがかからない状態を、初代総長を務めた歩の妹である結に救ってほしいと考えていた。結はその誘いを即座に断り、自転車で逃げるように去った。

その後、同級生が部活の話題で盛り上がるなか、結はひょんなことから書道部の先輩、風見亮介（松本怜生）の存在を知る。風見から「俺と一緒に書道せん？」と笑顔を向けられると、結は心のなかで「もしかして、うちの青春、始まった？」とつぶやくほどときめいてしまう。そんな結は上機嫌で帰宅するが、家で農作業に汗を流す家族を見て、自分の中に迷いが生じる。心配した母の愛子（麻生久美子）に「うち畑の手伝いもあるけん、部活やりようヒマないし。それに…いくら楽しくても、なくなっちゃうかもしれんし」と吐露する結。愛子は、やりたいことを諦めるのはさびしいと娘の背中を押し、この言葉で、結は次の日曜に恵美から誘われた書道展に行くことを決めた。

当日、待ち合わせの場所に向かった結だったが、お目当ての風見は不在。作品を鑑賞してもその奥深さが理解できず、不安が自分のなかで芽生えた。結は、別の書道展に誘われるが、家の手伝いがあると言ってやんわり辞退。しかしその後、ゲームセンターの前でだべっていたハギャレンメンバーに捕まってしまい、瑠梨、佐藤珠子（谷藤海咲）、田中鈴音（岡本夏美）、柚木理沙（田村芽実）とプリクラを撮ることになった。瑠璃は改めて総代表になってほしいと結に要請。すると、結がギャルに絡まれていると勘違いして通報した男性が警察官を連れて店内に駆け込んできた。男性は金銭を脅し取ろうとしていたと決めつけ「不良のくせに！」と罵倒。その言葉に珠子が「不良やなくて、ギャルやし！一緒にすんなよ、おっさん！」と息巻くと、男性は「口の悪いガキやな！　そんなケバい格好してみっともない！　お前ら、このままやったら社会のクズんなんぞ！」と説教した。めんどくさくなった瑠梨らはその場から立ち去ろうとするが、結は、立ち上がった瞬間、ふらつく鈴音のことが少し気になった。帰宅すると、家族が収穫した野菜を仕分けしていた。父の聖人（北村有起哉）は不格好な野菜について「どんなに味が良くても見た目が悪かったらクズになる」と説明。結はその言葉に瑠梨たちを重ねた。