朝ドラ「虎に翼」花岡（岩田剛典）の転落シーンに「え？ ネタ？」「特撮の落ち方」「変身するのかと思ったｗ」

第18話の場面から。大庭光三郎（石塚陸翔）、花岡悟（岩田剛典）と猪爪寅子（伊藤沙莉）。口論で互いに感情的になり、思わず花岡を突き飛ばす寅子（C）NHK

NHK連続テレビ小説「虎に翼」の第18話が24日、放送され、花岡悟（岩田剛典）が崖から転落する場面に視聴者の注目が集まった。

日本初の女性弁護士で、のちに裁判官になった三淵嘉子さんの人生をもとにした物語を描く朝ドラ「虎に翼」。主人公の猪爪寅子を女優、伊藤沙莉が演じる。ドラマは第4週「屈み女に反り男？」（第16～20話）が放送中で、明律大法学部で寅子たち女子学生と机を並べて一緒に法律を学んでいる花岡の提案で、同じクラスの面々と親睦を深めるためにハイキングに出かけた。花岡は、普段は女性を最大限尊重して紳士的に振る舞っていたが、陰では好意を寄せる女性を冷たくあしらったり、「女ってのは優しくするとつけあがるんだ。立場をわきまえさせないと」と発言するなど真逆の言動が見え隠れし、寅子は彼の本心がどこにあるのかわからず戸惑っていた。

ハイキングの最中、山の中腹でお昼ご飯をとって和やかに休憩している時、小高い丘の上で、寅子と花岡が口論になった。花岡は社会的地位が高く経済力のある男性が妾を囲うことを正当化。寅子に反論されると、感情的になって「君たちはどこまで特別扱いを望むんだ？」とつい本音がもれた。「傲慢だ」と寅子に突き飛ばされてよろめいた花岡は、体勢を立て直そうと杭に手をかけたが、それがぐらつき、バランスを崩して崖から転落した。

花岡は驚いた表情で手足をバタバタさせながら、仰向けの体勢で落下。しかしそのシーンはスローモーションで、ゆっくりした動きでふわふわと落ちていく花岡を多くの視聴者が面白がった。SNSには、「今の落ち方なにw」「え？　ネタ？」「ふわ～んて飛んでるｗ」「ちょい宙舞い気味に落ちてった（さすがダンサー！）」「すごい真面目な展開なのに急にギャグマンガ日和みたいな転落シーン」といったコメントがズラリ。「特撮の落ち方」「落ちる時変身するのかと思ったw」「気がついたら魔界とかにいるやつやんw」「マ虎ックスや」など、特撮ドラマやSFXを駆使した映画を連想した書き込みも見受けられた。

「そのCGは（爆）」「合成感強い」といった反響も見受けられたが、公式ガイドブックによると、この場面でクレーンとワイヤーを活用した実写撮影が現地で行われたことが岩田本人の口から明かされている。