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[岩田太郎]【「鉄ちゃん」運転士、故意にカーブ前で速度上げた?】~米・列車事故 続報~

Japan In-depth / 2015年5月15日 23時0分

今回の事故では、事故現場で今年末までに自動列車停止装置(ATS)の導入予定がありながら未設置だったことが問題視されている。ボスティアン運転士は2012年にフォーラムに投稿し、「2008年9月12日にロサンゼルスで発生した通勤列車と貨物列車の衝突事故で25人の死者が出たが、通勤列車側の運転士が携帯メールを打つことに夢中になって赤信号を無視したことが原因だった。だが、この事故は1920年代の原始的な信号式ATS技術があれば、防げた」とし、今回の事故現場にATSがなかったことにもつながる発言をしていた。

2011年にも、「ATSさえ設置されていれば、多くの(死傷)脱線事故は防げたはずだ。だが、そうした対策は実行されていない」と投稿し、鉄道会社が自主的に安全策を強化しない実態を批判していた。日本で2005年に起こった西日本旅客鉄道(JR西日本)の福知山線事故も、彼の頭にはあったかもしれない。

現在の時点では事故調査が未完了であり、何も断定はできない。だが、米メディアは列車が脱線直前に速度を上げていたことに注目し、報道を強化している。事故は、彼の「ATS設置を早くしろ」とのメッセージだったのだろうか。調査結果が明らかになることが待たれる。

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