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[遠藤功治]【社長会見とメディアの姿勢に苦言呈す】~トヨタ役員逮捕と麻薬“オキシコドン” 2~

Japan In-depth / 2015年7月21日 23時0分

勿論、裁判等を通して起訴されなければ、最終的に有罪なのか無罪なのか、決定されない訳ですが、“限りなく黒に近いグレー”という印象があり、大変残念ながら、トヨタという会社のイメージが、今回限りなく低下しました。安倍政権による女性・外人の社会進出促進、その一環としての女性外人役員の登用でしょうから、この点でも政権の顔に泥を塗ったとの批判も出てくるでしょう。

言っておきますが、筆者は永らくランドクルーザーを7台乗り継ぎ、全国で出張・観光などの際のレンタカー使用では、ほぼ必ず、トヨタレンタカーを使うトヨタ車ユーザーです。陰ではトヨタ車の性能などをけちょんけちょんに批判しながら、表では役員や広報などと親しく話している評論家とは違います。そのトヨタ車ユーザーでさえ、今回のことは大変残念だと思う訳ですから、他は推して知るべしでしょう。

一部報道によれば(その事実関係は確認とれませんが)、今回の件で駐日米国大使が動いたとか、トヨタの常勤監査役に、元検事総長がいるとか、いろいろと外からの憶測が飛び交っています。再度念を押しますが、その事実関係は藪の中です。ただ、一般的な外部からの印象としては、決して良いものではありません。ランドクルーザーを運転しながら、地方でトヨタレンタカーで、プリウスやアクアをレンタルして乗りまわしている時に、今回の件で石でも投げられないか、本当に心配しなくてもいいですよね、豊田社長?

最後にメディアの報道姿勢に対し、苦言を吐きたいと思います。今回の件につき、メディアの報道は、一部極少数の例以外は、ほぼ一貫して腰が引けておりました。筆者がこう言って、これに対し、正面向いて異を唱えることが出来るメディアは、あの社とこの社位で、例外中の例外ではないでしょうか。

作家の高杉良氏の小説で、筆者が好きな本に、“広報部沈黙す”という作品があります。世の企業、それもいろいろとしがらみがあるであろう、大自動車会社の広報部、トヨタなりホンダなり日産なり、是非読み返して頂ければいいと思います。加えて最近、同氏から“第4権力”という小説も出ましたが、こちらも合わせて読んでみると、大新聞社やその系列TV局の報道姿勢に、今一度疑問符を湧く方々が多くいると思いますが、“今回のトヨタ自動車元常務役員麻薬容疑で逮捕”という件を、徹底的に問題意識を持って、取り上げた大手メディアはあったのでしょうか?

またぞろよく出てくる話として、トヨタの4,000億円にも上る広告宣伝費の影響です。昨年度の日本の広告宣伝費ランキングでは、SONYに次いでトヨタは2位の額だそうです(SONYが1位というのも、アナリストの立場から見ると驚愕ですが)。この広告宣伝費を巡っては、昔々、トヨタが奥田社長時代に、トヨタを批判したメディアに対し、“それなら広告宣伝費を削ってやろうか”と言ったとか言わないとか話題になるほど、トヨタの広告宣伝費はメディアにとって、垂涎の的なのでしょう。

広告媒体が急速にTVや新聞から、ITネット関係に移る中、この4,000億円というトヨタの宣伝費は重要であるのは分かりますが、今回の報道の姿勢、取り上げ方、番組でのコメント、トヨタのハンドリング以上に問題だと思うのは、筆者だけでしょうか。メディアも今回の報道姿勢やその内容につき、“リコール”が必要と感じます。

(【本当に依存症ではなかったのか?】~トヨタ役員逮捕と麻薬“オキシコドン” 1~ の続き。本シリーズ全2回)

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