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[Japan In-depthチャンネルニコ生公式放送リポート] 【50代のリアル】〜博報堂「新しい大人文化研究所」統括プロデューサー阪本節郎氏に聞く〜

Japan In-depth / 2015年12月5日 19時0分

それを受けて、「バブル世代は“万能感”がある。つまり、なんでもできると思っている/思い込んでいる人がいることを、若者には理解していただければ」と阪本氏は述べた。

50代は、消費を牽引する世代としてもマーケットの対象となっている。阪本氏は「50代になると子供が独立する。子供の教育費にかかっていたお金が全部自分たちのものになり、好きなものにお金を費やすようになる」と50代の金銭感覚を指摘した。安倍編集長が「孫ができる世代でもあるのでは」と聞くと、阪本氏は「おばあちゃんと呼ばせず、『大ママ』と呼ばせたり、名前で呼ばせたりする女性の話はよく聞く。男性は油断して『じじい』と呼ばれるのが大半だ」と答えた。

孫の話から「元気な50代女性が、自分の子供に代わって孫を育てる傾向がある」と古田記者が言うと、阪本氏は「ヤングママが子供を育てなくてはいけないという傾向は、実は日本の歴史を鑑みるとあまり見られなかったことだ」と指摘し、世代に関わらずあらゆる人が子供の面倒を見るようになる今の傾向は女性が社会で仕事をして活躍する時代において、好ましいことであるとした。

健康に大いに関心を持っている50代は、老老介護のお世話にならないよう準備を怠っていない、と阪本氏は述べた。「(高齢者を若者世代が支えきれず、共倒れすることを表した)“一億老後総崩壊”、“一億生活総崩壊”という言葉がある。その言葉が現実とならないよう、『年寄りが年寄りらしくなら』ないことを目指し、ジムやヨガに行き、仕事に邁進する意欲を持たなくてはいけない。そして若い人へ負担をかけるのでなく、同じ年代で支え合う意識を持つことが大切だ」。

自身も50代後半に起業した安倍編集長は「“逃げ切り世代”、“企業内失業者”と呼ばれている人たちもいるが、若い人たちへの還元も考え、起業するだけの気負いがあっても良いのでは」と締めくくった。

(この記事は、ニコ生【Japan In-depthチャンネル】2015年12月2日放送 を要約したものです)

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