[清谷信一]【陸自の輸送防護車、高額な調達価格】~海外邦人救助に大きな懸念 その2~
Japan In-depth / 2015年12月26日 7時0分
そもそも論で言えば、邦人救出を行うならば既存のヘリでもでもできるわけであり、本当に陸上輸送でなければできないミッションがあるのか。単に陸上での邦人輸送が法的に可能となったのでとりあえず、形だけでも整えようというところなのだろうか。例によって米英軍を始め、アフガンやイラクなどで戦った軍隊にリサーチすらしていないだろう。これらの軍隊では多くの犠牲を出して、コンボイの安全性を高める努力を行ってきた。その戦訓を学ぶべきである。
まともな情報収集を行わず、実戦のシナリオも想定せずに、目立つ玩具だけをスタンドアローンで調達しても役に立たない。それでは任務の遂行も、隊員や避難民の安全を確保することも不可能だ。陸自は新しいより危険な任務について装備導入をするならば、当事者意識もって行うべきだ。
(この記事は【耐地雷機能がない陸自の輸送防護車】~海外邦人救助に大きな懸念 その1~ の続き。全2回)
※トップ画像:チャービーシステムの地雷探知車輌、ハスキーMk2 ©清谷信一
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