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[Japan In-depthチャンネルニコ生公式放送リポート]【18歳選挙権、大人がどう行動するかにかかっている】~21歳の論客、慶應大学3年山本みずき氏~

Japan In-depth / 2016年1月19日 12時0分

[Japan In-depthチャンネルニコ生公式放送リポート]【18歳選挙権、大人がどう行動するかにかかっている】~21歳の論客、慶應大学3年山本みずき氏~

2016年最初の放送のゲストは21歳にして、産経新聞の公式サイト「iRONNA」の特別編集長を務める慶応義塾大学法学部3年生の山本みずき氏。高校時代から福岡市の親善大使やボランティア活動団体「Peaces」の設立、ジュネーブの国連欧州本部でのスピーチを行い、18歳で論壇デビューするなど、精力的に活動している。今回の放送では、彼女の行動を支える原動力や同年代の若者の言動をどう考えるかについて聞いた。

山本氏は高校時代から国際化を進める福岡市の海外派遣事業に応募し、何度も海外に出向いている。「好奇心がきっと強いんでしょうね。国によって文化の違いというか、日本とは違う光景が繰り広げられていて、そういったものを見て、異なる価値観を吸収し、自分の価値観をより進化させることができると思っている」と自身の原動力を語った。去年2月にはキューバに行き、アメリカとの国交が回復する前の“今のキューバ”を取材したのだという。

昨年大きな話題であったSEALDsに関して、記事をいくつか執筆している山本氏。SEALDsの意見との大きな違いは「勢力均衡」という考え方が意見に含まれているかどうか、そして「軍事力と外交交渉の関係性の捉え方の違い」だと述べた。SEALDsと野党は“安保法案を戦争法案”とし、議論を単純化してしまった、と安倍編集長が指摘すると、山本氏は、「複雑な問題なのでもっと多角的に話すべきだ」と述べた。

「外交交渉は、ただ対話をすればいいというものではない」と山本氏は述べ、軍事力を絶対的な悪とするのではなく、軍事力を背景に外交交渉を行う必要性を訴えた。軍事力を持つことに感情を露わに否定的な姿勢を示す人が多いことに関しては「軍事力を如何にコントロールするかが民主主義の役割でもある」と述べた。

その他のSEALDsとの意見の違いとして、山本氏はSEALDsが「戦争という行為を軽視している」と指摘し、「“戦争は、起こそうと思って起こすものだ”と考えているようだが、“起きてしまう”こともある。日本が戦争を“起こす”可能性は低い、という考え方が彼らとの違いだ」と述べた。70年日本が戦争を経験しなかったのはラッキーなことだという安倍編集長の意見に対し、「私もそれは強く思う」と山本氏も賛同した。

山本氏はVoteJapanというウェブサイトのインタビューにて、解釈改憲については「流石にダメなんじゃないか」と感じつつも「法に触れるわけではない」としている。山本氏は、解釈改憲が国民が憲法の議論に際し混乱してしまう要因の一つだとした。「反対意見も多く、一本筋を通すのは難しいとは思うが、そろそろ(憲法を改正し、現実と憲法との)整合性を取る必要がある」と指摘した。改憲=9条の改憲、と捉えるのではなく、与党が他にどのような点を改憲しようとしているのか、これから国民はしっかりと見ていく必要がある。

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