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巨人Yahoo!ニュースが動く 信頼性と品質高める道筋

Japan In-depth / 2016年2月19日 9時9分

巨人Yahoo!ニュースが動く 信頼性と品質高める道筋

安倍宏行(Japan In-depth 編集長・ジャーナリスト)


「編集長の眼」



18日午後Yahoo!ニュースに記事などを提供しているメディア各社(パートナー)を対象に今後の方針などを発表する、「Yahoo!ニュースパートナーズカンファレンス2016」が開催された。

冒頭で挨拶したヤフー株式会社執行役員メディアカンパニー長宮沢弦氏は、メディアサービスの基本方針を明確にするため、「Yahoo!JAPANメディアステートメント」を定めたことを明らかにした。具体的には、信頼性と品質、多様性の尊重、豊かな情報流通の3つを大切にしていくと述べた。又、これらの課題を解決していく上で、外部有識者の意見も参考にするという。

又、宮沢氏は、良質で強いメディア作りを進め、成果をパートナーに還元して共存共栄の関係を築きたいとした。そのためにPVだけではない収益還元の仕方を考えていくと述べた。

メディアビジネス戦略面では、昨年5月トップページのリニューアルとタイムライン化から利用者数、広告収益は増加していることを明らかにした。

次に登壇した、片岡裕メディアカンパニーニュース事業本部本部長兼ニュースユニットユニットマネージャーによると、Yahoo!ニュースは、月間128億PVに達し、パートナー数は226社328媒体、毎日4000本もの記事が提供されている。PCとスマホのPV比率は4対6で、PCは横ばい、スマホは増えているという。意外とPCで見られている印象だが、オフィスなどで見られているのかもしれない。

ニュースアプリのDAU(Daily Active Users:1日にサービスを利用したユーザー数)は234%(2016年1月、対前年同月比)と好調で、やはりスマホでニュースを見るユーザーは着実に増えていることが裏付けられた。

又、動画ニュースの再生数は月間1億再生回数、と伸びており、ウェブニュースにおいて動画のニーズが高まっている傾向がはっきりした。“Yahoo!ニュース特集”も月間100万再生回数になり、より深いニュースの分析や新しい視点の特集記事などへのニーズの高まりを感じる。

そうした中、片岡氏は、ヤフーニュースの目指すものとして、社会や個人の課題を解決することと、その為に人々に行動を起こしてもらうことを挙げた。これはまさに当Japan In-depthの理念と共通する。既存のメディアにはこうした理念が欠けている。Yahoo!ニュースは、ユーザーが関連リンクを読みに行ったり、SNSでシェアしたり、テーマをフォローしたり、コメントを投稿したり、意識調査に参加したりして、その結果、何か行動を起こすことを期待しているという。これを“インタラクション”と表現していた。

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