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トヨタとスズキ、大山鳴動して鼠一匹すら出ず その2

Japan In-depth / 2016年3月12日 19時0分

Compact Car CompanyにはToyotaの文字が入っているのに、Mid-size Vehicleには入っていない、それもCarではなくVehicleとなっている。CVにもToyotaの文字が無いし、Lexusの最後は何故Co.と略されているのか、云々、素朴な疑問はつきません。Carは乗用車、Vehicleは自動車ないしは車両で、トラックもバスもVehicleではありますがCarではない。トヨタにはブランド名としては、トヨタ・ダイハツ・日野・レクサスの4通りが存在するので、トヨタのロゴ以外で販売するものがあるところには、Toyota のロゴが入らないとか? カンパニーとCompanyとCo.は同じなのか、違うのか。トヨタのことですから、そこには“深―い”理由があるに違いないとは思いますが(無いかもしれません)、謎と言えば謎です。

組織図で“未来創生センター”なるものが本社機能の中に新設、将来の技術や長期的観点から見たビジネスを創造する部署とのこと。技術畑では“先進技術開発カンパニー”も新設されました。これは未来創生センターとどう違うのかというと、こちらはより量産車に近い領域で、先進技術・先行開発・電子技術・安全技術・材料技術などを担当、富士山麓の東富士研究所もここに所属する模様。今一つ技術関係で新設されたカンパニー、“コネクティッドカンパニー”はまたどの領域を担当するのかというと、名前通り、今流行りのコネクティッドカーの分野や、ITSの延長、e-TOYOTA部などの情報電子関連のようです。ちなみにこのe-TOYOTA部は豊田社長が昔手掛けたGazoo事業が中心にありますが、イマイチこの部署がどのように社内で評価されているのか不明です。少なくともGazooの性格は、当初から大きく変化した印象ではあります。

さて、この新たな組織図にはダイハツの名前が一切見えません。間に合わなかったのでしょうか。今後、この図のどこかに、ダイハツが組み入れられるのかもしれません。だとすると、“Toyota Compact Car Company”の中でしょうか。今後、小型車開発の主導権はダイハツに移ると豊田社長は名言したのですから、入る場所はここしかありません。ちなみに、この“Toyota Compact Car Company”には、トヨタ自動車東日本が組み込まれています。東北でアクアなどの小型車を生産している会社です。東北の工場は全てこのカンパニーに入る訳で、果たして今後、ダイハツやその工場群がどのように、新しい組織図に融合されていくのか興味津々です。将来、軽自動車カンパニーなども出来るのでしょうか。

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