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自民ネット公募、人気投票に終わらせるな

Japan In-depth / 2016年3月14日 21時17分

自民ネット公募、人気投票に終わらせるな

             Japan In-depth編集部(Mika)

自民党が仕掛けた。

今夏に予定されている第24回参議院議員選挙に向け、参院選公認候補「オープンエントリー」プロジェクト2016を始動させたのだ。有権者は事前登録すれば誰でも、4月1日からネット投票ができる。今年から選挙権が20歳以上から18歳以上へ引き下げられたこともあり、若者たちの意見がより反映されるのではないかという期待もある。

3月12日、自民党本部で行われたファイナリスト発表の記者会見では、各候補者が決意を述べた。今回のエントリーには、458名の応募があり、書類審査と面接を経て、ファイナリスト12名が選ばれた。4月1日から行われるインターネット投票の結果、得票最上位の候補者が自民党比例代表公認候補として選ばれるが、場合によっては複数名が残る可能性もあるとされている。

ファイナリストに選ばれた12名の経歴は様々。30代が多いが、40代、50代の候補者もいる。男女比は男性6名、女性6名、半々。現役の大学院客員教授、企業サラリーマン、作家、銀行員、一般社団法人代表、議員秘書、区議会議員、元衆議院議員など、がそろった。

プロジェクトの茂木敏充選対委員長は、6名の女性候補者を前にして「女性活躍社会を掲げるわが党にとって大きな財産となる」と期待を述べた上、「日本のために働きたい人、自民党の組織にいかに新しい風を吹き込めるかの2点を重視したい」と意気込みを述べた。

また、自民党の安倍総裁は、「全国比例となりますから、全国の主にネット活用となるため、訴求力を持ってなければなりません。皆さんの中には、今まで自民党にはなかったものを感じることができる。 皆さんの力によってたくさんの人に可能性を感じてもらいたい」と述べると共に、「特に今年からは18歳、19歳の若い皆さんが一票を投じる歴史的な選挙となる」と述べ、若い有権者に向けて党の姿勢をアピールした。

ファイナリストのスピーチは、1人およそ90秒という短い時間の中で行われた。一般社団法人Think Pearl代表理事の難波美智代氏は「1億総すこやか社会」の実現を訴え、「(国民皆が活躍するためには)男性、女性の区別なく、ひとりひとりが健やかな状態であることが大前提。体だけでなく、心も健やかに、また、それを支える社会も健全でなければならない。」と決意を語った。

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