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Animeと韓流の差はどこにあったか 漫画アニメ立国論 その5

Japan In-depth / 2016年3月31日 15時42分

他にも、原作では「風間君」と呼ばれている友達が、トオルになっていた。これは多くを語るまでもなく、英語圏でもスペイン語圏でも、名字に敬称を付けて呼ぶのは、さほど親しくない関係の場合だからである。つまり、子供の世界に国境はない、とまでは言えないが、大人社会に比べて,色々な意味でハードルが低いことは確かだろう。


日本の子供が大笑いするようなアニメは、英語圏やスペイン語圏の子供たちが見ても、やはり面白いのである。


『アルプスの少女ハイジ』や『フランダースの犬』にしても、もともと海外での公開など考えていなかったことが、むしろプラスに作用したかも知れない。


なぜ私がそう考えるかと言うと、友人の韓国人ジャーナリストから、いわゆる韓流ドラマについての、批判的な見解を聞かされたことがあるからだ。2007年頃の話だが、当時「ヨン様」ことペ・ヨンジュンなど、日本で人気を博した俳優を起用すれば、すぐ日本に売れて外貨が稼げる、という認識が、韓国の芸能界で広まっていた。


その結果、韓国の伝統的な風習などを無視して、とにかく日本で喜ばれそうなキャラ設定や台詞回しを考えるようになり、かの国の文化人たちは、苦言を呈していたらしい。友人の言葉を借りれば、


「日本車を欧米に輸出する時に、わざわざ左ハンドルにする、というのとは、持つ意味が違うと思うんですよ。一方で日本の歴史観がどうだとか言いながら、他方では自国の歴史を歪曲してでもドラマを日本に売ろうなんて、こんなバカな話はない」


ということになる。


本当にその通りだとすれば、日本における韓流ブームは遠からず下火となり、manga、animeの人気は今後も続くに違いない、と思った。現実にそうなりつつあるのではないか。


売らんかな、の精神で作り手の魂まで売り渡したら、決してろくな結果を招かないのである。

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