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ベッキー騒動とスポンサー企業(下) 商品の失われた信用を取り戻す道

Japan In-depth / 2016年6月1日 11時0分

たとえば、『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』と『にじいろジーン』を提供する小林製薬(取材回答なし)の経営理念では、「人と社会に素晴らしい『快』を提供する」ことが目標とされ、「コーポレートブランド憲章」においても、「並外れた顧客志向」「原点となるのは、やはりお客さま」が謳われている。芸能界やテレビ局にも、こうした意識が必要だ。

また、『にじいろジーン』を提供するライフネット生命保険(取材回答なし)の「マニフェスト」では、「自分たちの友人や家族に自信をもってすすめられる商品しか作らない、売らない」が目標とされ、「『納得いくまで』、『腑に落ちるまで』説明できる体制」の大切さが謳われている。芸能人が自らを商品としてマーケティングする上で、指針となろう。

さらに、『金スマ』提供のアイリスオーヤマ(取材回答なし)の大山健太郎会長は、「生活者の中身が見えない潜在的不満に注目すべき」だと述べている。業界も、視聴者の見えない不満に注目すべきだ。

今回のベッキー騒動が、公共の電波における公私逆転を正す機会となるなら、彼女の迷言「センテンススプリング!」は、視聴者の益に転じよう。

(おわり。「ベッキー騒動とスポンサー企業」全3回。「(上)番組制作に干渉できない提供社」「(中)提供社への苦情は局に伝わる」)

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