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私が見たクラース(階級) ネオ階級社会と時代劇その5

Japan In-depth / 2016年6月5日 3時3分

10年ほど前に、私は『しのびよるネオ階級社会 イギリス化する日本の格差』(「平凡社新書)という本を上梓した。かつての(と言っても昭和の時代くらいまでだが)日本では、学歴の差が年収の格差に直結するものと考えられてきた。そしてそのことは、「勉強すれば、親の職業などに関係なく出世の道が開かれる」などという美辞麗句で正当化されてきたのである。

いや、あながち美辞麗句だけでなく、真実が反映されていたと認めてもよいが、問題は、その格差が世代を超えて固定化されてきたのではないか。私は、そう考えた。

折から「ゆとり教育」が問題視されはじめた頃で、親の経済力次第でもって、子供の教育環境がまるで違うものになる。ちょうど、中産階級の英国人は、経済的に相当な無理をしてでも、子供を小学校から私立校に通わせるように。それが、時代劇の人気とどういう関係があるのか、と言われるかも知れない。本シリーズの締めくくりとして、その議論を展開する。

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