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夢中に自覚的であるということ

Japan In-depth / 2016年8月29日 7時0分

 

1、自分でゴールを決める

ーどの程度の難易度であれば、どの程度の期間であれば、どういったゴールであれば自分が夢中になるのかを実験し、合うものを採用する。

 

2、自分でルールを決める

ーどんな制限をかければ自分の発想が掻き立てられ夢中になるのかをよく知り、そういう制限を自らかける。

 

3、自分で工夫をする

ー自分で考え、自分で仮説を立て、自分で検証し、もう一回考え直す

 

自分自身を、ある物事に反応する犬かロボットのように考えていて、自分が向かうべき方向に没頭して向かってくれるように(最善ではなく出来うる限りです)、練習場所や時間、メニュー、トレーニングパートナー、考え方を設計していました。

これから人々の時間にはもっと隙間が生まれていき、その時間を奪い合ってより人を夢中にさせるものが誕生していくと思います。その時に、自ら夢中になっているのか、それとも夢中にさせられているのかに自覚的になっておく必要があると思います。 そうでなければ、人生が誰かが作ったゲームの上をひたすらに転がっていくことになりかねません。

そういえば、私の場合夢中を作る上でとても大事にしていることがありました。それは目的が達成された時に、誰にどんな影響を与えることができるかです。金メダルを取ったらさぞかしみんなびっくりするだろう、それが私を夢中にさせていました。人それぞれに違いますが、夢中の先に何があるのかが大事な人もいると思います。私はいたずら心でした。

(為末大HPより)

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