安倍政権に対し「新案」ぶつける 民進党玉木雄一郎衆議院議員
Japan In-depth / 2016年10月13日 7時0分
「細川珠生のモーニングトーク」2016年10月8日放送
細川珠生(政治ジャーナリスト)
Japan In-depth 編集部(坪井映里香)
先日幕を閉じた民進党の代表戦。告示日ぎりぎりに立候補を表明した若手のホープ、玉木雄一郎衆議院議員。蓮舫氏、前原氏に挑むダークホースとして注目が集まっていた。そんな民進党の未来を担う一人、玉木氏に今後の民進党について聞いた。
玉木氏が代表戦に出馬届けを提出したのは告示日の9月2日。当日まで推薦人集めに苦労していた。蓮舫氏、前原氏の両氏は、旧民主党時代に要職を務めた経験もあり、知名度やキャリアは抜群。苦労して自身が代表戦に出た理由を細川氏が問うと、「根っこから民進党を変えていきたかった。」と答えた。
党の代表が新しくなる、という変化だけで一定の雰囲気は出るが、自分のような全く無名の人間の方が、「何か変わるんじゃないのか」と国民に思わせられるのではないか、と考えたという。論戦や政策作りを担っているのにもかかわらず、表面に出てこない優秀な人もいて、彼らが中心となればがらりと変わる、つまり「変化の度合いがものすごく大きいと思った。」と出馬の理由を明かした。
また、玉木氏の推薦人に名を連ねた仲間は、同様の思いを持ち、全国的にはまだ無名だが、次の時代を担う仲間たちだ。「勇気を出して自分を変えることのできない人間が、日本を変えることなどできない。」そう思って挑戦したという。
ではなぜ民進党にそこまで変化が求められていると思ったのか、と細川氏が問うと、玉木氏は、旧民主党政権に対する国民の失望が大きいから、とした。「今は何か政策などを言う前に、旧民主党だから嫌だと、手にも取ってもらえない」状況にあるという。実際に今の安倍政権に対して不安に思っている人はいるが、安倍政権に代わる受け皿がなく、だったら自民党でいいかなという声は多いとの見方を示した。
しかし新しい受け皿として頑張ろうとしても、昔の民主党の人と思われていて難しい。だからこそ、「自分のような全く新しい人間が出て担うことによって、もう一度国民に素直に選択肢の一つとして考えてもらえるような党に生まれ変わりたい。国民の皆さんに選んでみようかなと思わせたい。」と民進党の再生の必要性を強調した。
では、具体的に変化する中身はなんなのか、何を期待されているのかというと、それは、
①アベノミクスに変わる経済政策
②安全保障・憲法など国の根本に関わる議論における党内のまとまり
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