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東京都働き方改革その1 残業代年・514億円!? 東京都長期ビジョンを読み解く!その39

Japan In-depth / 2016年11月23日 15時0分

 

4 改革のためにすべきこと

都庁改革本部の第二回会合で総務部が提出した資料「総務局における自律改革の取組」を見てみよう。その中に、以下の内容がある。

取組名「業務の日常的な棚卸し による効率的な働き方の推進」

・タスクリストを作成し、業務の進捗管理に活用するとともに、必要性の低い業務は業務をやめる等の仕分けを行う

・管理監督職から職員に対し、業務の優先順位や業務に求められるレベルを具体的に指示する

という自律改革案が会合にて報告され、実際10月1日から実施されている。この取り組みは一定の評価をすることができよう。とはいえ、小手先の改革にも見えることも確か(詳細は次回に検討したい)。この取り組みからは「超過勤務の慢性化」の根本原因が見えないのだ。

大事なのは、なぜ残業が発生するのか、その構造である。その部分を分析するのが先ではないか。そうしないと何かしらの数字が達成できても結局、どこかにしわ寄せが寄る。どこまでの都民ニーズにこたえるべきなのかを考えるべき時に来ていると思う。そのために超過勤務の慢性化の分析は出発点になる。

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