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孫石熙氏は正義のジャーナリストなのか?

Japan In-depth / 2016年12月3日 19時0分

しかし17時53分に縦4m、横7mにわたって敷かれていた6枚組のグレーチングが崩落し、上に乗って観覧していた27人が地下4階の地下駐車場に通じる換気口の底へ20m落下、翌18日午前の時点で16人が死亡し、11人が大怪我をする事故となった。

この換気口の安全対策について、警備員の配置や柵の設置、注意喚起の張り紙などの接近防止措置が採られていなかったことや、司会者が注意喚起を行ったが観客がその場で観覧を続けたことから、韓国メディアは2014年韓国フェリー転覆事故の事例などを挙げて、韓国社会に蔓延する「安全不感症」を批判した。

韓国政府は現地に鄭ホン原(チョン・ホンウォン)国務総理を派遣し原因究明や被害者の救助に全力を尽くすよう指示をした。また、イベントを計画した市の科学技術振興院の課長が事故当日に警察から取調べを受けたが、事故翌日の10月18日の午前にテクノバレーにあるビルから飛び降り自殺している。

この事故で犠牲者が学生だと断定報道したのは孫石熙(ソン・ソッキ)氏だけだった。いつも予断を持って発言する傾向のあった孫石熙氏に対してソン・ピョンイン(송평인 )東亞日報 論說委員は紙面できつく叱った。

4)別人物のインタビューに「韓国防衛産業学会チェ・ウソク会長」字幕を挿入し「意図的な歪曲」と騒がれる

 2014年12月23日、「JTBC8時のニュース」で「営業戦線に走る軍出身」との報道でまたもや孫石熙氏は大誤報を放った。孫石熙氏はこの番組で「防衛産業と軍の癒着中心に軍出身の人たちがいるが、彼らが軍で培った専門性を生かし防衛産業に寄与するとの趣旨とは異なり大部分が営業マンとして走り回っている」と批判した。

そして他人のインタビュー(氏名を伏せたまま)内容に「韓国防衛産業学会チェ・ウソク会長」との字幕を挿入した。チェ・ウソク会長を知らない人たちは、「韓国防衛産業学会」までが軍マフィアの深刻さを認めたかの如く誤認することとなった(グローバルデフェンスニュース2014・12・25)。

5)米軍基地内で生物化学兵器実験を行ったという歪曲誤報

JTBCの孫石熙氏は竜山区にある米軍基地内の実験室でジカウィルス(ジカ熱)実験を推進中との報道を行った。しかしこれはdetection capability(機能探知)という単語を読み違え(?)たのか「ジカバイアス生物実験を推進中」だと報道したのだ。これが全くのでたらめ報道だった。駐韓米軍はホームページでただちにこれを否定した。一部では、この報道があまりにも悪質なので、反米意識を扇動するために流したのではないかとの憶測も出ている。(メディアペン2016・6・5より)

このほかJTBCと孫石熙孫氏は、いろんな思惑から大小さまざまな誤報を流している。日本のテレビメデアは今回の「崔順実スキャンダル」を真っ先に報道したとして、彼がいつも正しい報道をしているかのように美化しているが、もう少し冷静に観察して報道した方が良い。

人に対する過度の偶像化は必ず間違った認識をもたらす。11月29日に辞任を発表した朴槿恵大統領についても、これからもさまざまな玉石混交の情報が韓国から伝えられてくると思うが、特定の人物が発する情報を鵜呑みにせず自身の調査と判断で真実が何かを追求していく必要がある。

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