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安倍首相を右翼と呼ぶ米メディアの偏見

Japan In-depth / 2016年12月27日 18時0分

もっともアメリカのメディアのこの種の虚報、誤報はニューヨーク・タイムズの安倍報道だけに留まらない。最近でも「日本会議が日本の政治を支配する」「日本政府は言論を弾圧している」「日本の改憲の動きは軍国主義の復活だ」「安倍首相は1930年代への復帰を狙う」などというゆがんだ報道や論評が横行する。

 キンモンス教授はとくに米側の一部評者の「日本は憲法9条を改正すると軍国主義になる」という趣旨の主張をレーシズム(人種差別主義)に等しいと断ずる。

「自国の防衛をも制約する世界でも類例のない9条の規定を保たないと、日本人は侵略戦争を始める、という示唆は日本人が世界でも例のない好戦的な遺伝子を持っていると主張するに等しい。これは日本人という人種への偏見だといえる。日本人の間にもこの主張があるのは奇異な限りだ」述べた。

「米側の日本専門の学者や記者にはアメリカの基準での左翼が多く、反体制に近い主張をするが、アメリカ内部ではなんの変革ももたらさない。その欲求不満を決して反論してこない日本という代替の標的にぶつけるのだろう」

つまりは欲求不満のはけ口が日本なのだ、という診断だった。ただしそんなはけ口を浴びる側の日本がどんなレッテルを貼られても、なんの抗議も反論もしないことが米側の左傾人士の日本論をさらにあおるという点こそは日本側としては真剣に受けとめるべきだろう。

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