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デンマークのイジメ対策 子供同士の話合い

Japan In-depth / 2017年2月19日 19時0分

今回の件で興味深く思ったのは、イジメに対する学校(大人)の対応である。前述のような学校ルールもあるとはいえ、強制的にルールを決めてもなくならないこともある。強制しても無理だからこそ、子供達同士で、話し合いの機会を持ったり、互いが違う意見を持っていることを認識しあったり、考えさせるということを積極的にするのが、今回私が経験したデンマークのイジメ対策だ。簡単に思えるけれども実は難しい「話し合い」ということに、大人主導で取り組んでいる。


最近では、大人のイジメ(注1)もデンマークメディアを賑わせ、そこからは、大人になっても同じようなイジメ、例えば、「ハブ」られる、「ハブ」るケースは、多々発生すると言えるだろう。場所がどこであろうといつの時代でもつきまとう課題だからこそ、子供時代だけでなく大人になってからも同じような事象は無くならないからこそ、子供達には自分たちで考えて自分なりの解決策を探すことが求められるし、大人が介入することで考える機会を損失したり、不必要な干渉とならないようにする必要があるのではないだろうか。親が背後でサポートしたり学校と話し合ったりすることはあっても、子供達も子供達なりに、話し合い、解決策を見つけ、折り合いをつけるなどの自分なりの対処方法を学ぶことは、不可欠だろうし、そのような成長のサポートが親や学校の役割となるのではないだろうか。


(注1)https://www.dr.dk/levnu/psykologi/forfatter-christian-jungersen-voksne-oensker-egentlig-ikke-mobbe

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