どうなる?マレーシアと北朝鮮
Japan In-depth / 2017年3月7日 9時53分
〇東アジア・大洋州
7-8日にジャカルタで環インド洋連合首脳会議が開かれ、豪首相が参加する。オーストラリアがインド洋国家であることは例のマレーシア航空機消失事件で分かっていたが、実際に豪州はこの枠組みに積極的に参加していることが良く分かる。インド洋は重要であり、日本からは岸外務副大臣が参加する。
7日に中国の商務部長がフィリピンを訪問する。40もの共同プロジェクトに署名するという。比大統領の戦略は、今の中国とは戦わずに、経済的利益を取れるだけ取るというものだが、果たしてうまくいくのか。台湾も似たようなやり方で中国経済に取り込まれていったが、フィリピンは大丈夫か。心配だ。
〇中東・アフリカ
6日にインド・オマーンが共同軍事訓練を実施する。場所は不明だが、恐らくインド洋だろう。ここでもインドのインド洋に対する拘りが感じられる。一方、12日にはトルコ大統領がロシアを訪問する。最近のトルコの対露傾斜は顕著であり、中東地域での力のバランスを微妙に変える可能性がある。要注意だ。
〇南北アメリカ
先週火曜日に格調高い対議会演説を成功させたトランプ氏だが、土曜日には再び暴発した。何と「大統領選前に、オバマ大統領の指示でトランプタワーの電話が盗聴された」とツイートしたのだ。根拠は不明だが、米国大統領にはそのような権限はないという。やはり、トランプ氏は変わりそうもない。
〇インド亜大陸
6-8日にニューデリーで第19回「アジア安全保障会議」が開かれる。インドが主催する有名な国際会議だが、実は「アジア安全保障会議」はもう一つある。英シンクタンクIISSがシンガポールで開催する会議で、通常は「シャングリラ会議」と呼んで両者を区別している。
今週はこのくらいにしておこう。いつものとおり、この続きはキヤノングローバル戦略研究所のウェブサイトに掲載する。
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