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マクロン新党大躍進のわけ

Japan In-depth / 2017年6月13日 12時0分

この言葉はツイッターで24万回リツーイトされ、この人気に早速反応したマクロン氏のスタッフ達はすぐさまグレートモアのサイトを立ち上げ、フランスに来る研究者達への窓口を設けたことも話題を呼んだ。「開かれた国」フランスを世界にアピールするだけでなく実際にフランスに来る方法の道筋が作られたのだ。


https://youtu.be/jhdGrcHR2UA

マクロン氏の言葉が世界中に拡散されていくのを目のあたりにして、年配の有識者で「マクロンはなんて運がいい男なのだ」と言う人がいた。しかし、ほんとうに運がいいだけなのだろうか?この状態をラッキーとしか考えられないのでは全ての見方を誤るのではないのか?確かに従来の政治家たちのやり方とは違うかもしれない。しかしながら大きな実績を残す実業家たちが行っている行動そのものに重なってみえる。




マクロン氏を陰で支える頭脳集団は、起業して実績を残す実業家も多い。そしてスピードがある。マクロン氏が「階段を駆け上がる」ことに違いを感じた人がいれば、すぐさまそれをアピールし旧体制を批判してきた層を獲得した。トランプ大統領に向けた言葉に注目が集まればすぐさま対応し、世界のトランプ反対層を獲得。その上で、マクロン氏のフランス事業基盤を立て直すという計画にもつながる優秀な人材を呼び寄せる宣伝にまでつなげたのだ。


 


■マクロン政権は「スタートアップ」


大統領就任後の流れには、「取り組みの情熱」「周囲の巻き込み」「スピード」など、新事業を成功させるのに必要とされる全ての要素がうまく詰まっていることが見てとれる。


フランスでは起業する人を応援するスタートアップに力を入れているが、マクロン政権自体がとても見事なスタートアップを実践してみせた。その結果は確実に議員選に現れたと言えるだろう。


来週に2回目選挙が残っているが、現時点では圧勝が予測されている。これでマクロン政権の基盤が確立される。今後の動きにも注目していきたい。



Emmanuel Macron Twitter https://twitter.com/EmmanuelMacron


Emmanuel Macron Facebook https://www.facebook.com/EmmanuelMacron/



 


トップ画像:出典 MakeOurPlanetGreatAgain fr(キャプチャ)


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