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都議選千代田区 ドン後継vs小池氏の愛弟子

Japan In-depth / 2017年6月14日 11時0分

 

千代田区は神田など伝統的な街と秋葉原のようなサブカルの街、さらには霞ヶ関の官公庁までをカバーするユニークな地域だ。昔ながらの地縁血縁を大事にする層(旧住民)に対し、近年のタワーマンション増加で、若い層、核家族のような、いわゆる新住民も増えてきている。彼らのような浮動票の獲得が課題だ。

 

Q新しく千代田区に流入してきた若い層の票をどう獲得するかが課題ですね。

Aそれなんですよ。どう彼らに声を届けるかが課題なんです。スーパーとか幼稚園とかに行ってますが、いろんな人に声かけてもらうんです。あんまりこういうことは今までの選挙ではなかったなと。手ごたえは感じてます。ただ、この近くでも応援してくださる経営者の方もいるんですが、古くから内田さんを応援している方もいらっしゃる。なかなか難しいんです。

 

近所の千代田区に、孫の代で五代続けての千代田区民だという珈琲店の主人は、自民党支持者は今回割れるだろうけど自民と都民ファースト、半々になると予測する。区長選の時は自民支持層のうち6割が小池氏が応援した石川氏に流れたが、今回は若干の揺り戻しがあると言うことか。小池氏が豊洲市場の問題になかなか結論を出さないことが響いているのだろうか。一方で樋口氏は少し空気が変わってきたと感じていると言う。

 

Qさっき手ごたえというか、空気が変わってきたとおっしゃいましたが?

Aやはり最近の一連の加計学園の問題、官房長官の会見の発言などの影響なんだと思います。都議選は国政とは違うけど、やはり自民党のことを批判する声が出てきていますね。

 

Q千代田区は待機児童ゼロということで、子育て問題では何を住民に訴えますか?

A待機児童ゼロとは言っても、近くの保育園に入れず遠くの園に通わざるを得ないという、いわゆる、隠れ待機児童の問題もあります。そういう人たちのニーズをなんとかしたいと思っています。また、専業主婦で保育園や幼稚園に子供を預けないで子育てしているママ達は、ママ友がいないし、コミュニティーがないんですよね。そこを行政がどうやってママ達のコミュニティーを作っていくかが課題だと思っています。新住民と旧住民を融和させることは非常に興味深い課題です。

Q都議になることの意味とは何でしょう?

Aやはりこれまでお話したいろいろな政策を実践していくためには、区長との連携が重要だと思います。千代田区長からもご指導頂いて政治活動をしていますし、小池氏とも15年の仲で密接なので、都と区の橋渡しができるというのは大きなポイントですね。今までの8年間は内田さんがいらっしゃって石川区長と対立していたわけですが、それが変わるんだと。

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