「闇の国家」がトランプ政権打倒目論む?
Japan In-depth / 2017年6月20日 11時0分
〇東アジア・大洋州
米国では安倍首相への評価が非常に高かった。第二期政権発足当時はあれほど安倍政権を批判していた一部米国アジア専門家たちも、今では何も言わない。その一方、日本では安倍政権の支持率は急落している。どうも米国での日本関連情報には相当のタイムラグがあるようだ。
〇中東・アフリカ
カタル対サウジ・エジプト等他のアラブ諸国の対立は当分続きそうだが、米国の専門家が「最大の理由はカタルが過激派を極度に恐れているからだ」と断言していた。中東の経験が長い米国の友人の話だが、言われてみればその通り。下手に金があるので、何でもできることが、逆にカタル外交を出口のないものにしている。
実際には、カタルはテロ組織を支援している意識はない。カタルの動機は単純、ただ単に「テロ組織に嫌われない」ため、怖い相手に財政支援しているだけだ。日本ではこれを「みかじめ料」と呼ぶが、アラビア語にその同意語があるだろうか。随分忘れてしまったが、恐らくないだろう。
〇南北アメリカ
今回の日米共催シンポジウムで最も興味深かったのは、我々パネリストも聴衆も、トランプ氏やトランプ政権に対するコメントや質問がほぼゼロだったことだ。前回(本年1月)にはあれだけ批判が飛び交ったのに。恐らくワシントンの住人はトランプ政権の本質を、諦めとともに理解しているのだろうか。どこか異様な雰囲気が感じられた。
〇インド亜大陸
特記事項なし。今週はこのくらいにしておこう。いつものとおり、この続きはキヤノングローバル戦略研究所のウェブサイトに掲載する。
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