一国主義への揺り戻しか 英仏総選挙が示すもの 上
Japan In-depth / 2017年7月6日 7時0分
一方、メイ首相が公約通りのハード・ブレグジットを強行した場合、スコットランドは英国から独立してEUに留まる、と主張していたのがSNP(スコットランド国民党)だが、こちらも56議席から35議席とかなり減った。
もともとスコットランドは、大半の選挙区が労働党の地盤であったが、前回=2015年の総選挙では、スコットランド独立運動に対して冷淡であった労働党がナショナリストからきついお灸を据えられたが、今回は巻き返した、というのが実相である。
英国の有権者は、世界経済に致命的な打撃を与えるであろうEUの崩壊も、大英帝国の崩壊も、望んでなどいない。
昨年、あのポール・マッカートニーがEU離脱問題について問われ
「Let it be(あるがままに)」
と自身のヒット曲のタイトルに引っかけたコメントをし、
「国民は最終的には最善の選択をすると信じている」
と付け加えた。
本当に、そのようになって欲しいものだ。
(下に続く。全2回)
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