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何ファーストの会? 東京都長期ビジョンを読み解く!その55

Japan In-depth / 2017年8月4日 10時6分

この連載でもたびたびコメントしていただいている政治アナリストの渡瀬裕哉氏は「都民ファーストの会が業界団体に踏み絵を踏ませる」会だと喝破する。私もそういった面が強いと考える。ヒアリングの議事録を公開できるのなら別だが。



■幅広く薄い負担をしている都民の味方でなかったの?


現代の政治の問題は、住民が広く薄く負担し、一部熱心な政治勢力が予算や規制において一定の分け前を得るという特徴を持っている。なので、団体にかかわりが薄い人、団体との距離がある人、既存の団体と仲が悪い人については、そのサークルには入れない。


とはいえ、人々は直接所属を意識しないにせよ、何かしら間接的に団体に所属している面もあるので、上記の考え方は少し厳しい見方かもしれないということは言及しておこう。


こうした政治構造の中で、なぜ各種団体なのだろうか。まずは都民とのミーティングを先にすべきではなかったのか?


都民からの意見を求める方法はインターネットなどで簡単にできる。


都民ファーストの会の政策パンフレットには「基本政策03 利権を一掃します」と大々的に方針が掲げられているが、ホームページの「ニュース」には今回のヒアリングについて言及はない。



■ヒアリング概要の公開求める!


都民ファーストの会が予想以上に投票数が集まった理由は、莫大な税金の使い道で裁量を得て、その配分で競争しあうという「古い政治」ではない「新しい政治」への期待があったとはずだ。


限定的でも構わないが、




・どういう団体とヒアリングしたのか(団体の名称)


・その団体の背景は(利害関係がある事務事業の名称)


・どういった意見があり、どう政策に反映するつもりなのか(意見)



を公開することから初めてはいかがだろうか。


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