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トランプ氏、弱腰韓国を非難

Japan In-depth / 2017年9月8日 7時30分

1938年ドイツのヒトラー総統が拡大政策を開始し、チェコスロバキアの要衝ズデーテン地方の占拠を要求した。それに対してイギリス・フランス・ドイツ・イタリア4カ国の首脳会議がミュンヘンで開かれた。そのミュンヘン会談でイギリスのチェンバレン首相は、ドイツの要求を受け入れてしまった。この受け入れが悪しきappeasement として歴史に残ったのだ。

 

▲写真:ミュンヘン合意後、英国に戻ったチェンバレン首相        1938年9月30日 /出典)Ministry of Information official photographer, the United Kingdom Government

チェンバレン首相はこの宥和を「戦争の回避」「平和主義のため」というような表現で説明した。だが結局はドイツの侵略を認めるだけでなく、激励する効果を招いたのだ。

そのドイツの動きは結局は第二次大戦の勃発へとつながっていった。安易な宥和政策はかえって戦争を招くという歴史の教訓だともされた。

トランプ大統領は約80年後のいま、その同じ汚辱の表現を韓国側へのレッテルのようにして使ったのだ。韓国側は政府、民間の両方で激しく反発した。いったい、韓国側の言動のどこか宥和なのか。反論反問も絶えない。トランプ大統領もさすがにその後は宥和についての説明も追加もなにも述べていない。

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▲北朝鮮の中距離弾道ミサイル「火星12号」/出典)JamesMartinCNS

しかしトランプ大統領、そして彼の政権側に韓国の新任の文在寅大統領の北朝鮮に対する宥和的な態度への不信があることは否定できない。文大統領は本来、北への友好的、協調的、融和的な姿勢で知られてきた政治家である。今回の北朝鮮の核やミサイルでの暴挙に対しても当初は対話の重要性を説いてきた。だがごく最近ではトランプ政権の圧力最優先の路線に同調は示すようになった。

▲写真:就任式に臨む文在寅大統領と夫人 2017年5月10日/出典)flickr Republic of Korea

そんなところにずばりと「宥和」と批判されたのだから韓国側の反発も激しいのは当然でもあろう。文在寅政権は今後も果たしてトランプ政権からみての宥和策はとらないままでいくのかどうか。まだまだ予断は許さない。だがその一方、トランプ氏のこの「宥和」という一言が米韓両国関係を複雑な形で揺るがせているのも現状なのである。

*トップ写真:韓国文在寅大統領と会見するトランプ米大統領 2017年6月30日 ホワイトハウスにて/出典)flickr photo by Natig Sharifov

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