止まぬ北の核開発 米朝もし戦わば?
Japan In-depth / 2017年9月20日 19時40分
核の使用は国の破滅へ
日本は戦争手段がとれないので、東南アジアなどと組んで北朝鮮を対話外交の輪に引っ張り込む地道な努力を続けるしかないだろう。
アメリカは直接攻撃手段ではなく“中立化(暗殺)”などの手法も模索しているといわれるが、たとえ成功しても朝鮮半島が混乱に陥れば、中国など関係各国に多大な影響を与えることになる。
トランプ政権はシリアに爆撃を敢行したが、シリアには核がないとみたからやれたのだろう。中東の大国イランの核開発を執拗に阻止してきたのもイランが核を持てば中東の情勢は一変してしまうからなのだ。核は有効な外交・戦争手段になりうるだろうが、一歩間違えると国や地域を破壊して元も子もなくしてしまうことに世界はもっと関心を寄せるべきだろう。
それにしても全世界が一致して制裁を突きつけているのに、依然動ずる気配をみせない北朝鮮と金正恩委員長の神経はどうなっているのだろうと考えざるを得ない。
【参考資料】
国連安全保障理事会の制裁強化決議のポイント
・北朝鮮への年間原油輸出に上限を設定。過去12ヵ月の輸出量の超過を禁じる
・石油精製品の供給や輸出を年間計200万バレルに制限、加盟国に報告を求める
・北朝鮮への天然ガス液の輸出禁止
・北朝鮮からの繊維禁輸や出稼ぎ労働者への就労許可付与を禁止
・金正恩朝鮮労働党委員長を対象とした資産凍結や海外渡航禁止は見送り
トップ画像:国連総会で演説する米トランプ大統領 出典)UN Photo/Cia Pak
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