1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

羽ばたけ、女性起業家 東京都が後押し

Japan In-depth / 2017年10月1日 9時30分

3つ目の個別メンタリングで、受講生一人一人に応じ、事業計画のブラッシュアップ等を支援し、スケールアップが円滑に進むようサポートする。

「海外派遣プログラム」は、海外への販路拡大や事業展開を目指す10名を選抜し、女性起業家の活躍がめざましく、スケールアップの舞台にふさわしい海外都市へ派遣するものだ。

このプログラムは「全員参加型プログラム」と「個別支援」から成り、前者は現地での資金調達やPRに関するノウハウ習得を目的とし、後者はビジネスパートナーとの商談や現地のマーケット調査等、海外展開を強力に進められる知識と経験を獲得できるようサポートするものだという。

金澤氏は「プログラム終了後は受講生に後に続く起業家に対して、ノウハウ・ネットワーク(を引き継ぎ)、起業という新しい生き方を選択するロールモデルとなり、東京が女性起業家の活躍しやすい都市になることを期待している」と述べた。

 

・受講者に寄せる期待

写真)小池百合子東京都知事・希望の党代表 

©Japan In-depth編集部

 

続いて本プログラム主催者小池百合子東京都知事が登壇した。小池氏は「女性ベンチャーを育てることは東京を元気にする秘訣である。」と述べた。これまで自身の経験含め、女性というだけで起業の際、融資を受けられないといった事例も多くあった、という。「やる気のある女性、知恵のある女性、アイデアのある女性。女性の力を生かして、起業の先頭に立ってほしい。」と期待感を示した。

また、日本は女性活躍推進のランクが低い(The World Economic Forum“WEF”145か国中111番目)現状を指摘、「女性起業家たちに力をつけて世界に打って出るような気持ちで挑戦してほしい。」とエールを送った。

さらに、起業を考えている人に対し、ワンストップサービスで相談できる「TOKYO創業ステーション」の活用を勧め、「子育てで仕事を辞めざるを得なくなった人には、子育て中だからこそのアイデアを見つけてほしい」と述べた。また、「女性が輝く東京が日本の経済を牽引する。それぐらい大きな志をもって頑張ろう。ビジネスは結果がすべて。」と檄を飛ばした。

写真)株式会社ベアーズ取締役副社長 高橋ゆき氏

©Japan In-depth編集部

続いて審査員を務めた、株式会社ベアーズ取締役副社長高橋ゆき氏が登壇した。高橋氏は、審査の際、受講者たちの目、佇まい、声が印象的だったという。「佇まいからオーラを出すことは重要である。」と述べた。また、目からは熱意、声からは「覚悟が感じられた」といい、これら3つの重要性を強調した。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください