歪んだ世界の日本観4 日本の女子中高生の13%が援交?
Japan In-depth / 2017年10月16日 21時55分
『ジャパン・タイムズ』に定期的に寄稿しているジェフ・キングストンという米人記者は、「安倍はマスコミをコントロールして慰安婦の強制連行などなかったという嘘のプロパガンダを広めている。日本は非民主的な国になった」というようなことを書いている。
写真)ジェフ・キングストン
出典)キングス大学日本校HPより
彼は上智大学の中野晃一という先生のような日本の反体制派と結びついているようです。欧米のメディアの一部に日本の左翼が材料を与えて歴史認識の国際世論なるものをでっちあげ、それを日本に向かって発信する。日本政府や外務省は「これはまずい」とうろたえて、事実を事実とも言わなくなってしまった。それがこれまでの経緯です。
だから、キンモンス先生が社会、文化、人類学の面から指摘された流れの中に、政治・外交部門で日本全体の国益が大きく損なわれるような事例がいくつもあったということを私は強調したいと思います。
ただ、外国人記者や研究者のなかにも、最近ではキンモンス先生や、元ワシントンポストのポール・ブルースタイン氏、さらにはジョージタウン大学のケビン・ドーク教授のように「そういう状況はおかしい。欧米人の日本報道と日本研究は、もう少し事実を直視して中立であるべきではないか」と指摘する人が増えてきました。そこに光明を見い出しています。
写真)ポール・ブルースタイン氏
出典)Twitterより
写真)ケビン・ドーク教授
出典)GeorgeTownUniversityHPより
キンモンス:外国特派員協会は一時、左翼にハイジャックされていましたが、いまは少し落ち着いているようです。偏見に満ちた日本に関する報道に対して、「おかしい」とか「よくない」と憂えている外国人や帰化人は案外多いのではないかと思いますよ。ただ、そういう人たちはどちらかというと、だいたいまっとうな仕事を持っていて忙しいから、残念ですが、そういうことまで発言する余裕がないのです。私もできる範囲内でご協力したいとは思いますが……(笑)。
(了。全4回。1、2、3も合わせてお読みください)
このキンモンス・古森対談は「世界の日本観はまだまだ蔑視と偏見だらけ」と題されて、月刊雑誌「WILL」2017年10月号に掲載されました。その内容を4回に分けて転載した。
トップ画像:アール・キンモンス氏 ©WiLL編集部
【訂正】2017年10月27日13:55 以下を変更・修正致しました。
訂正前:『ジャパン・タイムズ』のキングストンという記者は、
訂正後:『ジャパン・タイムズ』に定期的に寄稿しているジェフ・キングストンという米人記者は、
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