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仏でも介護ロボ活躍中

Japan In-depth / 2017年11月3日 13時8分

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出典)PepperTheRobot Twitter


当時フランスで、コミュニケーションができるロボットの価値が見いだされなかった理由としては、他の欧米諸国と同様にフランスは新しい技術を積極的に取り入れようとする反面、ロボット導入に対する考え方が日本とは大きな違いがあったことがあげられます。

日本ではロボットは人間のパートナーとして位置付けているのに対して、フランスではロボットは「人間の仕事を奪う機械」と捉えられており、ロボットがコミュニケーションを取れることに利益や大きな価値を見いだせませんでした。

 

今でも、製造現場の機械化を進めるというと労働組合が反対する光景がよく繰り返されていますが、失業率も10%前後、一度職を失えば再就職が難しいフランスで、ロボットがさらに知能を持てば、もっともっと人の職を奪うようになると恐れられても仕方がありません。

それに対して日本では、鉄腕アトムなどのアニメを見て育った世代を始め、ロボットに対してポジティブな感情を抱いていることや、何よりも経済発展のスピードに対して人手不足であったため、製造現場でのロボット化が進んでいったのにもかかわらず、ベテラン技術者が大切にされている土壌があり、うまく共存してきたのです。

「日本は世界一ロボット化が進んでいる国だが、失業率は低く、ロボットを導入しても従業員は解雇されない。」

と、フランスで日本のロボット導入状況について解説されるのは、そう言った背景があるからと言えます。

そんなフランスの状況下でも、少しずつですがいくつかのロボットたちは人々から受け入れらるポジションを構築してきました。

例えば高齢者介護施設では、ギネスブックにも載っているアザラシ型のロボット「パロ」が利用されているのは知られています。「ストレスおよび不安のレベルを低下させ、痴呆の高齢者のための向精神薬および鎮痛薬の使用を減少させた」(注1)など、すでに複数の国での研究結果が出ており、フランスでも、ロワールオート=ロワール県の11件の施設において、2016年9月から18カ月間かけて、使用効果についての研究もおこなわれている最中でもあります。(注2)

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