朝日、ナチスで安倍叩きの愚
Japan In-depth / 2017年11月9日 10時29分
松下記者のコラムはさらに以下のようなことを結びとして述べていた。
≪狙いはどうあれ、首相が「北朝鮮の脅威」を叫べば、在日コリアンが敵視されないか。彼らを忘れているのだろうか≫
≪世界に「自国優先」、白人至上主義に類する「多数派優先」の自己中心政治が広がっている。
日本も似たようなものだ。こんな時こそ、多数派か少数派かにかかわらず、一人ひとりの生、自由、人権を大切にしなければ! 不安にあおられ、手放さないようにしなければ!≫
上記もまた混乱した独善の記述と呼ぶしかない。日本全体に迫る「北朝鮮の危機」を在日コリアンなる存在への思惑のために、口にしてはならない? 冗談ではない。在日コリアンといっても韓国系の人たちが多いだろう。いまの「北朝鮮の核の脅威」は日本在住の朝鮮系の人たち全体にも脅威である。しかもその朝鮮系には北朝鮮と韓国系とがあり、韓国がいまの北朝鮮の核武装に脅威を覚えると同様に、在日の韓国系の人たちも懸念を覚えているだろう。
「白人至上主義に類する多数派優先」が日本にも広がるから、個人の自由や人権が侵されると断じる記述も噴飯ものである。日本のどこに白人至上主義の類似があるというのか。そして松下記者は民主主義の基本である多数決の原則をも排してみせる。国民の多数派の意思で国や政府が運営されるという現代の民主主義政治の鉄則が自動的に少数派の個人の自由や人権の弾圧につながる、とも意味しているのだ。多数派を無視して、少数派を優先せよ、と主張するにも等しいのである。
要するに松下記者も朝日新聞も、日本国民の多数派が今回の総選挙で安倍首相の率いる自民党に票を投じ、政権の継続への願望を明示したことがどうにも受け入れられないのだろう。そんな態度は民主主義の審判への冒涜、少数派の独断専行的な認識と呼ぶのがやはり適切のようである。
トップ写真)朝日新聞東京本社 東京中央区
Photo by PRiMENON
【訂正】2017年11月11日11:10
本記事(初掲載日2017年11月9日)中、以下の部分を修正致しました。
松下記者は今回の総選挙で安倍首相の演説を聞いて、そのゲーリングの言葉を思い出し、
誤:「胃液が逆流するような苦しさを感じた」とうのだ。
正:「胃液が逆流するような苦しさを感じた」というのだ。
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