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ノーベル賞と日本のモノ作り ノーベル賞の都市伝説4

Japan In-depth / 2017年12月24日 13時0分

写真)山中伸弥氏

出典) National Institutes of Health

 

その点STAP細胞というのは、最初の論文が出た時点で、うちの子供の背中に羽が生えて空を飛ぶのを見ました、というくらい、ぶっ飛んだ話だったわけですよ。でも、レシピが添えられてるから、出来るのかなあ、と思ったけど、世界中の研究者がチャレンジして、できないじゃないかよ、となったわけで」だそうである。

 昨今、家電や自動車メーカーといった、日本経済と「ものづくり」の屋台骨を支えてきた企業で不祥事が続いているが、これと、STAP細胞をめぐる騒ぎの根底にあるものは共通していないだろうか。

 ノーベル賞に象徴される、研究の華々しい成果や、メーカーの売り上げといったことばかりに目を奪われ、アカデミズムにおいては基礎研究や検証システム、メーカーにおいては品質管理という、地味だが非常に大切な、基本的な部分に目配りがなされていないのである。

 これはまさしく亡国への道で、ノーベル賞受賞者が少しばかり増えたり減ったりどころの問題ではない、と思えるのだが、どうだろうか。  

トップ画像:ノーベル賞授賞式での山中伸弥氏
出典)京都大学

 

 

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