まともに機能しない米政治
Japan In-depth / 2018年1月11日 18時22分
〇欧州・ロシア
7日から12日までドイツのCDUとSDPの連立協議が再開される。「まだやっているのか」というのが率直な印象だ。今年前半のEU議長国はブルガリアとなるが、その就任式典が11日からソフィアで開かれる。12-13日にはチェコ大統領選挙の第一回投票が行われるが、同国では先月、少数与党政権が発足したばかり。どうなるのか。
安倍首相は12日から17日まで東欧6カ国を歴訪する。具体的にはエストニア、ラトビア、リトアニアのバルト3国とEU議長国のブルガリアにセルビア、ルーマニアだ.
ようやく日本の首相がこの地域を訪問する。これも長期政権でなければあり得ない現象である。最近この地域では中国の影響力が拡大しており、必要不可欠の訪問だろう。
〇東アジア・大洋州
9日に朝鮮半島で南北対話が予定されている。内容的には五輪参加選手団の話が中心で、和平に繋がるとは思えない。韓国は何が何でも平昌五輪を成功させたいという思いなのだろう。仮にすべてが上手くいっても、オリンピックが終われば北朝鮮は実験を再開する。核問題進展には寄与しないだろうが、ないよりはマシということだ。
写真)韓国平昌
出典)flickr:Republic of Korea
8日から11日まで仏大統領が訪中する。同じく8日からインドの対外担当相がタイ、インドネシア、シンガポールを訪問するのも興味深い。一方、ロシアの極東艦隊が8日、ウラジオストクに帰還した。今回の航行先はブルネイ、カンボジア、ミャンマー、インドネシア、タイと中国だ。久し振りで散歩に出た犬と電柱の関係なのだろうか。
https://twitter.com/EmmanuelMacron/status/950272760047112192
△訪中するマクロン仏大統領 マクロン氏Twitter
〇中東・アフリカ
8日にエジプトで大統領選挙等の日程につき発表がある。結局は現職大統領の再選なのだろうが、これでは1980年代以降のエジプトに逆戻りだ。さすがはエジプト、悠久の国ではある。12日は米国が対イラン制裁の適用除外を更新する期限だ。米対イラン政策に変更があるのか、イラン国内の反政府活動もあり、注目される。
〇南北アメリカ
冒頭ご紹介したバノン氏の「後悔・謝罪」発言の詳細を以下にご紹介する。内容的には実にお粗末なのだが、長いので全部は翻訳せず、概要のみ和訳してある。ご了承願いたい。
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