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メイド虐待死で関係悪化 インドネシアvsマレーシア   

Japan In-depth / 2018年3月8日 13時53分

 

 言語はほぼ同じ、イスラム教徒が多数で、文化的共通点も多いインドネシア人とマレーシア人だけに、雇用者と被雇用者という「上下の関係」に置かれる肉体労働者、家政婦を巡る関係には「嫉妬や競争心、対抗心のような納得できないものがある」というのだ。

 

 こうした心の問題もあり、今回インドネシア政府は強硬な姿勢を崩していない。しかしマレーシア側は「アデリナさんの事案はあくまで特殊な事例で、容疑者は法に従って処罰する」との立場を示し、「派遣の一時中止は冷静に判断してほしい。マレーシアにとってもインドネシアにとっても懸命な選択ではない」とアフマッド・ザヒド・ハミディ副首相は派遣の一時中止に反対する考えを表明している。

写真)アフマッド・ザヒド・ハミディ マレーシア副首相兼内務大臣(左)と岸田外務大臣(右・当時)(平成28年6月1日)

出典)外務省

 

 近く行われるマレーシアのハミディ副首相とインドネシアのハフニ・ダキリ労働相の会談の行方が注目されている。

 

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