北朝鮮「目くらまし戦略」の成否は?
Japan In-depth / 2018年3月13日 23時7分
気になるのは、先週S・バノン前ホワイトハウス首席戦略官が欧州諸国、しかも各地の極右系ナショナリスト・ポピュリスト勢力の会合に参加し、バノン主義を欧州に広げようとしていることだ。欧州の連中も基本的に大歓迎らしい。米国では日和ったトランプ氏との関係が微妙になっているバノン氏は欧州に活路を見出しつつあるようだ。
▲写真 スティーブン・バノン前ホワイトハウス主席戦略官 出典:photo by Gage Skidmore
〇 東アジア・大洋州
中国の全人代は憲法改正等を粛々と議決し、20日に終わる。11日から韓国のエネルギー大臣がサウジアラビアを訪問、2基の原子力発電所の売り込みを図る。16日に米国内法である「台湾訪問法」が発効し、法律上、米台間のハイレベルの相互訪問が慫慂される。内容的にはsense of Congressに過ぎないが、中国は怒り狂うだろう。
個人的には南北朝鮮の対話に関する中国の不気味な沈黙が気になる。中国はこれらの動きにどこまで関与しているのか、それとも蚊帳の外なのだろうか。もし後者であれば、中国の影響力は低下しつつあるという一部報道が正しいということになるが、北京が黙って情勢を見ているだけとは思えない。いずれ動きが出るはずだが。
〇 中東・アフリカ
最近の中東は本当に動きが少ない。
〇 南北アメリカ
トランプ政権については冒頭書いた通り。
〇 インド亜大陸
12日からスリランカ大統領が訪日する。スリランカ中国関係が必要以上に進展しないよう、日本の働きかけが奏功することを期待したい。
今週はこのくらいにしておこう。いつものとおり、この続きはキヤノングローバル戦略研究所のウェブサイトに掲載する。
トップ画像:鉄鋼とアルミニウムの輸入品に対する追加関税を導入する大統領令に署名する様子(2018年3月9日) 出典 The White House
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