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小泉元首相とカーター元米大統領の差

Japan In-depth / 2018年3月16日 17時0分

▲写真 国家斉唱時に膝を付き抗議するSan Francisco 49ersの選手 2017年10月15日 flickr : Keith Allison

NFLはこの問題の発生以来、保守層を中心に球場離れが続き、テレビ視聴率も顕著に低下した。自身熱烈なファンだったが見なくなったという人気ラジオ・ホストのラッシュ・リンボーは、「白人警官が丸腰の黒人少年を射殺したとのイメージが振り撒かれ、『手を挙げた、撃つな』のスローガンを生んだ2015年のファーガソン事件。これは、メディアによる近年最も成功した嘘だ。私は球場の光景を悲しく思う。選手たちは、嘘に踊らされ、自ら大事な顧客を遠ざけている」と語る(上記事件の「少年」は身長193センチ、体重133キロの18才で、コンビニ強盗後、警官の職務質問を拒否し、更に殴り掛かって拳銃を奪おうとした。警官は不起訴となったが抗議デモ・暴動が発生。州当局が事件を再検証し、黒人リベラル派のホルダー司法長官が指揮したオバマ連邦政府による再々検証も行われたが、いずれも当該警官の行為は正当防衛との結論を出している)

▲写真 ラッシュ・リンボー 出典 Palm Beach County Sheriff's Office

警察に抗議するのは自由だが、球場において国旗国歌に向かってではなく、別の場で別の形を考えるべきというカーター発言は、ここでも常識的世論を代表したものと言えよう。

元大統領中、国論を分裂させ、国益を損なう言動が最も問題視されてきたカーター氏も、今や長老の智慧を象徴する存在になりつつある。小泉氏に限らず、日本の元首相たちにはおしなべて同様の自覚が足りないのではないか。

トップ画像:カーター元大統領(2002年ノーベル平和賞受賞時) 出典 Carter Presidential Library Official Instagram

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