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2049年には中国がアメリカを圧する ハリス太平洋統合軍司令官証言 その1

Japan In-depth / 2018年3月29日 11時13分

中国は南シナ海でとくに挑発的で不安定となる行動をとるようになった。2018年のいまもその行動は止まっていない。中国の歴史的にも前例のない経済発展は目をみはるような攻勢的な軍事増強を可能にして、まもなく軍事のあらゆる分野でアメリカと正面から対決する状況となった。中国のそうした軍事面での拡張は、ミサイル・システムの顕著な増強、第5世代戦闘機能力、中国海軍の規模と能力の増大などを含んでいる。

中国海軍の拡大の主要な構想の一つは中国軍としては初めての海外基地、ジブチである。超音速のミサイルなどを含む軍事技術の新しい波への中国軍の大規模な資金投入もアメリカ側の懸念の対象となっている。その軍事技術にはさらに宇宙やサイバーの高度な軍事能力や人工頭脳(AI)の新開発も含まれる。

▲出典 Google Map

この種の中国軍の戦力増強に対してアメリカ側もいま以上の努力をしなければ、太平洋統合軍は未来の戦場において中国人民解放軍ときちんと競合する闘争ができなくなる。

中国のいまの軍事近代化はインド太平洋地域の各国にとって将来の安全保障上のパートナーとしてアメリカのかわりに中国を選ぶことを強いるという、中国側が宣言する戦略の核心なのだ。

 

【主要なチャレンジ】

中国人民解放軍の近代的ハイテク戦闘部隊への急速な進化は非常に印象的であり、懸念の対象でもある。中国軍の能力は全世界のいかなる国の軍隊よりも急速に発展している。その基盤は強固な国家資源と国策での優先順位である。

2017年10月の共産党第19回全国代表大会では党総書記の習近平氏は軍事力発展が国家優先策であり続けることを公約した。習氏は2035年までに軍事近代化を完結させ、2049年までには中国軍の「世界級」の地位確保を達成することを誓ったのだ。米太平洋統合軍としては、中国軍のこの現在の増強の軌道が続く限り、この種の目標を公式な達成時期よりも早くに実現すると予測している。

▲写真 中国共産党第19回全国代表大会 出典 中華人民共和国人民中央政府

中国人民解放軍が地理的基準に基づく「戦区司令部」を作る再編成を実行してからすでに2年が過ぎた。この間、中国軍は敏速な機能のプロセスと構造の急速な成熟化を示した。朝鮮半島情勢が緊迫するにつれ、中国や関係諸国の報道機関は朝鮮有事に責任を持つ中国軍北部戦区での演習や準備に光をあてるようになった。この戦区は朝鮮有事に責任を有する司令軍区なのだ。

同様に西部戦区では昨年の夏と秋、中国とインドの国境近くの洞朗(インド名・ドカラ)地域での両国軍隊の対立状態が続き、多様な活動が起きた。中国軍はなお前進するにはいくつもの課題を残しているとはいえ、各部隊間の相互運用性は確実に増してきた。

(その2へつづく)

トップ画像:ハリー・ハリス司令官 出典 U.S. Pacific Fleet

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