中国軍弾道ミサイル、日本をも狙う ハリス太平洋統合軍司令官証言 その2
Japan In-depth / 2018年4月1日 16時36分
誘導ミサイル巡洋艦の055型(人海型)一番艦は2017年6月に進水した。この艦は多目的戦闘の先進艦艇の先頭となり、2019年には実戦配備されると予測される。少なくともさらに4隻のこの級の艦艇が建造されつつある。
▲写真 中国 誘導ミサイル巡洋艦055型(想像図) 出典 星海军事
さらに誘導ミサイル駆逐艦の052型(旅洋型)6隻がすでに活動を開始しており、さらに同型7隻が建造中、あるいは改装中である。
▲写真 誘導ミサイル駆逐艦052C型(旅洋Ⅱ型)出典 U.S Coast Guard photo by Petty Officer 3rd Class Manda M. Emery
中国海軍の水陸両用作戦の能力も増強されている。水陸両用の上陸作戦の能力を有するドック型輸送揚陸艦の071型(玉昭型)計4隻がすでに既存の艦隊に編入された。攻撃用ヘリコプター搭載の強襲揚陸艦の075型の一番艦も建造中である。
2017年10月には中国は高速戦闘支援艦の901型の一番艦を完成させた。この艦艇は中国の航空母艦を支援するために特別に設計された最初の兵站用の艦である。中国の第二の航空母艦は大連港にあり、試験航海に出ようとしている。
建造中の新しい潜水艦は039A型(元級)さらに5隻と、攻撃型原子力潜水艦の093型(商級)がさらに4隻を含む。これらの艦艇はすべて改善された通信機器と、より破壊力が強く、長距離の兵器類の装備を誇示している。
▲写真 039A(元級)クラス攻撃潜水艦 出典 United States Naval Institute News Blog
【空軍】
中国人民解放軍の空軍と海軍航空部隊の発展は新しい航空機の出現にはあまり依存していない。だがいくつかの注目すべき展開はある。空軍力と防空能力の進歩は作戦訓練の練度の高まりに顕著にうかがわれる。中国軍の爆撃機が数年前に、フィリピン海、日本海、南シナ海などの上空で試験爆撃の飛行を始めたとき、その演習はきわめて基礎的な範囲を出なかった。
だがいまでは同じ爆撃演習でも、護衛の戦闘機や空中給油機を含む特別な支援航空機群がともに活動する姿が認められる。主要な演習活動では敵味方に分かれた練度の高い対抗部隊や評価担当者たち、そしてより効率の高い挑戦や能力評価の手段がみうけられるようになった。
J20(殲20)多目的戦闘機プログラムは開発とプロトタイプの段階から作戦使用への段階へと前進した。J31(殲31)ステルス戦闘機のプログラムはJ20よりも緩い速度で進んでいるようだ。だがこの両プログラムは中国軍が第五世代の戦闘機をここ数年のうちに配備できる能力を持つことを示している。
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