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中国の脅威には断固対決する ハリス太平洋統合軍司令官証言 その5

Japan In-depth / 2018年4月6日 11時26分

アメリカは中国の自国主権の主張を一方的に広めるための強制力の行使、威嚇、脅威、あるいは武力の行使に対して断固として反対する。アメリカは伝統的に他の諸国の領有権紛争には中立を保ち、他国の主権主張にはみずからの立場をとらないのだが、中国の行動への反対は明確に表明する。この種の領有権の争いはあくまで平和的に、そして国際法に沿って、解決されるべきなのだ。

太平洋統合軍司令官としての私の目標は、中国にとっての最善の未来は現在の自由で開かれた国際秩序への平和的な協力と実体のある参加にこそあるのだ、ということを中国側に納得させることである。中国の現在にいたる経済的な奇跡も規則に基づくこの国際秩序がもたらした安定があってこそ、初めて可能となったのだ。だが中国はその秩序をいまや侵食しようとしているのである。

だから私はいまの国際秩序による共有領域を一方的に閉鎖しようとする動きは決して許容しない。アメリカは中国とも協力できるならば、協力をする。だがそうではない場合は断固として中国と対決していくのだ。

(終わり その1、その2、その3、その4 全5回)

トップ画像:ハリー・ハリス司令官 出典 U.S. Pacific Fleet

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