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米最大の情報機関トップに日系米人

Japan In-depth / 2018年4月7日 18時10分

ナカソネ氏は中西部ミネソタ州生まれ、現在54歳、日系米人三世で、父親のエドウィン・ナカソネ氏はハワイ生まれの日系二世だった。エドウィン氏は第二次世界大戦の終結直前の1945年夏にアメリカ陸軍に入隊し、日本語を使う語学要員となった。だがまもなく戦争が終わり、1947年から2年ほど日本占領の総司令部の配属となった。その後も米陸軍での勤務を続け、大佐で退役した後は中西部の高校と大学で歴史を教える教員、教授となった。ポール・ナカソネ氏はこうした父の陸軍勤務を継いだわけだ。

日系米人の連邦政府閣僚級への登用はオバマ政権でのエリック・シンセキ陸軍大将の退役軍人省長官やクリントン政権でのノーマン・ミネタ元下院議員の商務長官という前例があるが、国家安全保障に直結する情報機関のトップという実例はナカソネ氏が初めてとなる。

▲写真 エリック・シンセキ氏 出典 US Department of Veterans Affairs

▲写真 ノーマン・ミネタ氏 出典 パブリックドメイン

とくに現在はロシアや中国、北朝鮮などのアメリカ敵視傾向が強くなり、国際情勢が緊迫しており、国家安全保障局などの役割はまた一段と重大になる。

トップ画像:ポール・ナカソネ陸軍中将 出典 U.S. Army Cyber Command

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