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「掌返し」はもはや病理ではないか サッカー日本代表のカルテ その3

Japan In-depth / 2018年5月6日 7時0分

▲写真 久保健英氏選手 出典:FC東京

オランダ1部リーグで9得点を記録し、その突破力と得点力を、あのマラドーナになぞらえて「マラドーアン」と呼ばれるまでになった19歳の堂安律。

▲写真 堂安律選手 出典:FCフローニンゲン

彼らを代表に招集し、たとえテスト投入でもよいから、ワールドカップの実戦とはどのようなものかを体験させることができるかどうか。それが出来たなら私は、「西野さん、あなたは偉大な指導者です。批判的なことを書いて済みませんでした」と言う覚悟がある。日本サッカーのためなら、それこそ掌返しと言われようが構わない。

同じ理由で、近視眼的に直近の試合結果しか見ることができず、一喜一憂どころか掌返しを恥とも思わない一部サポーターなど、本物のサッカー好きではないと私は断言する。一部の解説者もそうで、この時期の親善試合の内容や結果など、どだい当てにならないのだ。

ワールドカップで結果が出なかったら、サッカー人気が凋落するなどと言う向きも多いが、それも違う。1992年にハンス・オフトが代表監督に就任し、「ワールドカップ本大会出場がノルマ」と自ら語った時、取材記者の間から失笑が漏れたことをご存じか。あの時、どれほどの日本人が、海外の名門クラブで同胞が活躍する現在の姿を想像できたか。今こそ、次なる飛躍に向けて、真剣に準備を進める時なのである。

トップ画像:ハリルホジッチ氏 Photo by Богдан Заяц

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