マレーシア初の政権交代 マハティール氏首相に返り咲き
Japan In-depth / 2018年5月10日 19時50分
▲写真 ナジブ首相(中央) 出典:BN MANIFEST
今回のマレーシア国民の選択は、同時に行われた地方議会選挙でも12の州議会のうち9州でBNが敗北するなど、多くのこれまでのBN支持者を含めて「マレーシア政治に変革」と「金権・汚職体質からの脱却」を選び、それをマハティール元首相に託した結果といえる。
選挙結果を受けてマレーシア通貨のリンギットはオフショア取引で下落するなど「新政権の経済政策の不透明」が市場の不安感となって表れている。
しかしマレーシア国民は「史上初の政権交代」が実現したことで、新政権の政治手腕に大きな期待を寄せていることも事実。シンガポールの「チャンネル・ニュースアジア」などのインタビューに応えるマレーシア国民は揃って「マハティール元首相なら何かをやってくれる」と、マハティール元首相の1981年から2003年までの実に22年間に渡る政権運営という実績に「変化」の期待を託した形となった。
トップ画像:マハティール氏(中央)出典 マハティール氏 Facebook
【訂正】2018年5月10日
本記事(初掲載日2018年5月10日)の本文中、「子弟対決」とあったのは「師弟対決」の間違いでした。お詫びして訂正いたします。本文では既に訂正してあります。
誤:勝利した希望連盟やマハティール元首相らへの「お祝い」の言葉は一切なかったところに今回の総選挙での与野党の構図、マハティール首相と同政権で国防相などの主要閣僚を務めたナジブ首相という「子弟対決」の醜さをみせつける会見となった。
正:勝利した希望連盟やマハティール元首相らへの「お祝い」の言葉は一切なかったところに今回の総選挙での与野党の構図、マハティール首相と同政権で国防相などの主要閣僚を務めたナジブ首相という「師弟対決」の醜さをみせつける会見となった。
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