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眼の誕生

Japan In-depth / 2018年6月5日 0時4分

 

写真)イメージ図

出典:pixabay photo by 3938030

 

世の中に色が存在するのは私たちが眼を持っていて、それぞれ違う光の反射を受け取るからであって、色そのものが存在するわけではない。そもそも光があり、眼がなければ、色は存在しないというのにわかっていたつもりでも、とても不思議な感覚にさせられた。

 

肝心要の、ではなぜ眼を獲得するに至る環境変化が起きたかということについてはまだまだわからないことも多いそうだ。なんらかの理由で光が降り注ぐ量が増えるような出来事が、カンブリア紀の5億4300年前あたりであったと考えられるぐらいで止まっている。今後明らかにされて行く中でなぜ眼が誕生するという淘汰圧が生まれたのかがわかっていくのかもしれない。

 

眼はたった100万年の間に獲得されたそうだ。5億4300万年前から5億3800万年前より前には眼はなく、そしてそれ以降は眼が一度も衰退していない。それほど眼というのが進化に重要な、生存競争に重要な器官に出会ったことの証明なのだろうと思う。

 

個人的に興味を持ったのは体表の刺激感知と聴覚は同じ神経回路を使えた可能性があり、触覚と視覚もまた同じ回路を使えた可能性があるというくだりで、それについていまぐるぐる考えている。

(この記事は2017年10月4日に為末大HPに掲載されたものです)

トップ画像:イメージ図 出典:pixabay photo by Skitterphoto

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