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時差BIZという名の「対症療法」 東京都長期ビジョンを読み解く!その61

Japan In-depth / 2018年7月27日 11時58分

 


しかし、根本的な「都心の混雑解消」や「働き方改革」に貢献しているかというと疑問である。微々たる影響しか及ぼしていないともいえる。


 


東京都は予算規模も国家レベルだし、衰退する日本を先導していくことができる。国は大きすぎて、利害関係者が多すぎて複雑な構造になってしまっていて、改革は本当に難しい。


 


他方、東京都のような地方自治体は挑戦的な取り組みができるはずなのだ。無用な我慢・ガンバリズムの旧時代の悪弊を変え、新しい時代の方向性を示す可能性に希望を見出したいというのは私だけだろうか。


 


■ 安易なキャンペーンより地道な活動での成果を


 


先ほど通勤時間帯に満員電車に乗ったが、都営大江戸線はとても混雑していた。そもそも電車の車体が小さいので奥にも入れない。


 


都庁は、フレックスタイム制度の普及・促進をしているのを知っている。そして、東京都は取組としては「混雑の見える化」という活動をしている。これは新たな活動としては素晴らしいのだけど、以下のようなPDFファイルを開かないとわからないし、見方も説明がない・・・・(残念)。



図)通勤ラッシュ混雑状況 提供)西村健


我々都民が求めるのは「見える化」「可視化」ではない。都庁のおひざ元の大江戸線にでも絞って成果を出して欲しい。


 


トップ写真)時差BIZパンフレット 出典)東京都


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