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3度目「南北会談」に活路 韓国文大統領

Japan In-depth / 2018年8月8日 18時0分


▲写真 接舷して照明を点灯し,蛇管を接続している北朝鮮船籍タンカー「NAM SAN 8号」と船籍不明の船舶(8月1日0時30分頃撮影)防衛省 出典:外務省


また7月31日に板門店で行われた「南北将官級軍事会談」でも非武装地帯の平和地帯化とGP(要塞化されている監視警戒所)の相互試験撤収、JSA(共同警備区域)内の非武装化、非武装地帯内での6・15(朝鮮戦争)戦死者遺骨の共同発掘という板門店宣言の中心的課題が早々と合意されたという疑惑もある。


これらの合意は終戦宣言前に軍縮に踏み込んだ「裏切り行為」そのものであるために、米国の怒りを買うことになるとして公式発表では合意に至らなかったとしている。


 


2)非核化抜きの「終戦宣言」で北朝鮮、中国と共同戦線


北朝鮮はこのところ、執拗に終戦宣言の採択を要求している。北朝鮮宣伝メディアを総動員して、「終戦宣言は米国の当然の義務」という主張を展開している。米国側が動かないため、労働新聞は7月25日、「南朝鮮当局は対岸の火事を見るようなことをしていてはならない」と、韓国政府が米国を説得するよう露骨に要求した。しかしこの動きは韓国政府が早期の「終戦宣言」に向けて動きやすくするための援護射撃であろうとする分析が有力だ。文政権の「終戦宣言」促進の動きで見逃せないのは、中国との協調強化の動きだ。


7月中旬に中国の外交を統括する楊潔チ・共産党政治局員が孔次官と共に極秘に韓国を訪れ、青瓦台の鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長と会談していたと韓国青瓦台(大統領府)高官は7月31日に発表した。非公開で訪韓したことについては、「両政府間でより円滑な対話をするため」と説明したが、この場で朝鮮戦争の終戦宣言促進について話し合いが行われたと推測されている(聯合ニュース2018・07・31)。


この会談の後、中国政府の朝鮮半島問題特別代表を務める孔鉉佑外務次官が25日、平壌入りした。米朝の非核化交渉に加え、北朝鮮が米国に要求している「終戦宣言」などについて、意見交換したとみられる。


こうした動きは、北朝鮮、中国と文政権が、同じ船に乗って「終戦宣言」を早期に勝ち取ろうとするものである。韓国大統領府の高官は7月31日、朝鮮戦争の終戦宣言と関連し、宣言の主体が南北と米国の3者になるか中国を加えた4者になるかは今は分からないとした上で、「4者による終戦宣言も排除していない」と述べた(聯合ニュース2018・7・31)。


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